概要
はじめて解き明かされるニーチェの秘密
「神は死んだ」 「永遠回帰」 「超人思想」・・・・・・世紀をまたいでわれわれを魅了し呪縛する難解なニーチェ思想。しかしこれらはみなニーチェの内面生活から生まれたものだった――。妹エリーザベトが堅牢に綴じ上げた封印を破り、知られざる生身の姿が明らかになる。ニーチェ・ルネッサンスの掉尾を飾る待望の評伝にして“問題の書”。ついに邦訳なる。
目次
序言
1 墓地に生えた植物
王に忠実な牧師
シンデレラと王子
小さな友人
死をもたらす幽霊
2 悪夢に憑かれた生
ナウムブルク式の徳に縛られて
デーモンの仮面
ネズミとの出会い
ヴォータンと死霊の群れ
眠りが怪物を生むとき
3 寄宿生フリードリヒの揺らぎ
病弱な学徒
ダンテの地獄
月の少年の口づけ
最初の誘惑
悪徳の男爵
「君は立っている、かすかに背を反らして」
叛乱のリハーサル
4 騎士と死と女主人
大晦日の声
「沸き上がる満足感」
コレラの季節の幽霊
哲学の浸透
二人の若き神々
種属の霊
悪しき女主人の来訪
5 兄弟の神々による救済
美しき者と恐るべきもの
「自己体験、自己熱狂」
最後の人間の独白
6 魔法使いクリングゾールの園
魔界の王族と大学生
「オルペウスの秘めやかな悲惨」
中傷
ミトラス狂気に陥った英雄
7 バーゼルの躓き
「演技する教授」
チョークで描いたハートマークとスミレの花束
ヒキガエルを食べる
偽りの社会
「口づけするための唇!」
鳶色の夜の声
「眼に見えぬ暗い負担」
8 「星の友情」
「力なく熱っぽい眼をした少年」
ステラ
9 新しきコロンブス
大いなる解放の謎
考古学の浜辺
プリンツ・フォーゲルフライの冒険
「海賊に囚われたカエサル」
「尽きることのない回帰の機会」
10 至福の島々で
沈黙せる若者
魔法の世界に誘われて
「神々が舞踏して、一片の衣も身に纏うことを恥じる彼方・・・・・・」
11 「家畜のふりをする猛獣」
聖なる三位一体
「残酷な運命」
フロイトの防衛戦
人工の楽園
12 ツァラトゥストラの秘密
牝象
湖畔のヴィジョン
壁に映った影
主な文献と略記法
注
訳者あとがき
索引(人名・地名)
こんにちは ゲスト様
- 検索機能で欲しかった書籍を
- 書籍・雑誌検索
- アカデミック版などお得に
- ソフトウェア
- 記念品やお土産に最適
- 岡山大学オリジナルグッズ
- お得で旬な商品をご紹介
- メールニュース掲載商品
- 大学生協の医療書専門店
- IKEI メディカルブックストア