アンデルセン、福祉を語る
概要
福祉にかかる費用(年金や健康保険など)は、一般的に、削減すべき(あるいは抑えこむべき)コストだと考えられている。しかし、これが「投資」だとしたら? つまり、不慮の出来事から個人を守るだけでなく、個人の経済的自立を促すとともに、自分の運命を、自らの力で対処できるようになるための、「未来への投資」であるとしたら?
社会学者の権威であるアンデルセンが、こうした社会的・政治的革命の世界にあなたを誘います。
目次
レッスン1 家族の変化と女性革命
女性が世界を変える
家族と福祉レジーム
新たな政策に課せられた挑戦
生涯にわたって女性の就労を支援する
男性のライフスタイルを女性化させる
国家、市場、各種団体による新たな役割分担
レッスン2 子どもと機会平等
イントロダクション
新たな挑戦
増加し続ける障害――所得不平等の拡大
社会的相続というメカニズムを暴く
福祉国家を再考する
結論――家族の子どもへの投資を支援する
レッスン3 高齢化と公平
イントロダクション
福祉レジームと高齢者
世代間の公平
今日の子ども世代のための年金改革――世代間契約を超えて
年金改革は乳幼児から始めろ
監修者解題
フランス語版解説
訳者あとがき
注
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