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実践MOOK・理学療法プラクティス 肩関節運動機能障害 何を考え,どう対処するか

実践MOOK・理学療法プラクティス  肩関節運動機能障害 何を考え,どう対処するか
著者/訳者名

"編集
嶋田智明(神戸大学大学院保健学研究科教授)
大峯三郎(東筑紫学園専門学校九州リハビリテーション大学校教授)
立花 孝(信原病院リハビリテーション科部長)"

出版社 文光堂
発行年月日 2009年05月25日
ISBNコード 9784830643668
定価 ¥5,280(税込)

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概要

肩関節運動機能障害は理学療法士にとって遭遇頻度の高い症状である.新人・若手理学療法士が,それにどう対処するかを1冊のMOOKにまとめた.本書は,「肩関節に運動機能障害を有する患者を受けもったらどうするか?」「ICFから見た理学療法介入のポイント」「機能障害と病態の関連性を理解する」という 3つのパートから構成されている.
肩に対する理学療法で効果を出すために必要なものは,運動連鎖という視点である.本書には随所に運動連鎖の話が出てくるので,是非,参考にしていただきたい.病態を理解するには,解剖学的知識は必要不可欠であり,本書ではミニレクチャーの一部に解剖学的解説を取り入れた.理学療法士の視点で行う解剖の重要性を認識して欲しい.肩のことならまずこのMOOKから,と手を伸ばしていただける1冊に仕上がった.

【本シリーズの特色】
実践MOOK・理学療法プラクティスは,卒後間もない新人・若手理学療法士が臨床現場で知るべき臨床思考,知識,技術,手技,ノウハウを若い人向けに工夫された紙面,目次構成でわかりやすく伝達するシリーズ.今後,定期的に有益なテーマと多彩なアプローチで続々と刊行予定.

目次

パート1:肩関節に運動機能障害を有する患者を受け持ったらどうするか
 I.介入の方向性を間違わないためには何をどのように聞くべきか?
  1.病歴のとりかた・問診のポイント
  2.肩の機能評価のエッセンス
 II.理学療法プログラムを立てる
パート2: ICFからみた理学療法介入のポイント
 I.機能障害に対して
  1.痛みへのアプローチの進めかた
  2.拘縮へのアプローチの進め方
  3.不安定性へのアプローチの進め方
  4.筋力低下へのアプローチの進め方
  5.運動連鎖という視点
  6.肩こりへのアプローチの進めかた
  7.腱板断裂の保存療法─断裂したまま機能を維持・改善するとは?
  8.術後の理学療法を実施するとき注意すること(人工関節も含む)
 II.活動制限・参加制約に対して
  1.日常生活活動の工夫・指導
  2.ホームエクササイズの指導法
 III.私はこうしている
  1.関節造影でわかること,できること
パート3: 機能障害と病態の関連性を理解する
 I.運動機能障害が出る背景(病態運動学)を知って理学療法の方向性を考える
  1.肩関節周囲炎の場合
  2.腱板断裂の場合
  3.腱板疎部損傷の場合
  4.外傷性肩関節前方脱臼と反復性肩関節脱臼の場合
  5.肩関節不安定症(SLAP損傷も含む)の病態と機能障害
  6.肩鎖関節炎・肩鎖関節脱臼の場合
  7.肩こり(肩結合織炎)の場合
 II.肩のスポーツ障害
  1.スポーツ現場で遭遇する肩急性外傷とその対応
  2.オーバーユースによる障害ってどんな状態?
  (1)肩のスポーツ障害にはどんなものがあるか?
  (2)代表格の投球障害肩を知ろう
   [1]投球障害肩の中はどうなっている?
   [2]投球動作を分析して障害発生のメカニズムを知る
   [3]投球障害肩の運動療法
索引

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