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EBM 神経疾患の治療 2009-2010

EBM 神経疾患の治療 2009-2010
著者/訳者名

岡本幸市 他編集

出版社 中外医学社
発行年月日 2009年05月01日
ISBNコード 9784498128620
定価 ¥13,200(税込)

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概要

神経疾患治療における様々な疑問点につき,各分野の専門家が実践的な指針を示す.日常診療で特に問題となるテーマ,判断の難しい問題などをとりあげ,最新のエビデンスを踏まえて解説した.「序論・指針・エビデンス・根拠となった研究の問題点と限界・本邦での注意点・コメント」という好評の構成はそのままに,項目を全面的に見直した.2007-2008年版の刊行から3年ぶりにおくる最新版.

目次

A.脳血管障害 1
 1)脳虚血(脳梗塞,一過性脳虚血発作,脳静脈洞血栓症)
  1.脳梗塞のt-PA静注療法のリスクとベネフィットは 〈芝崎謙作 木村和美〉 1
  2.PWI/DWIミスマッチはIV t-PAに有用か 〈野川 茂〉 7
  3.進行性脳梗塞にヘパリン治療は有効か 〈長尾毅彦 片山泰朗 田久保秀樹〉 15
  4.アテローム血栓性脳梗塞の急性期治療はどうするか 〈中瀬泰然 長田乾〉 19
  5.ラクナ梗塞の急性期治療 〈緒方利安 岡田靖〉 23
  6.脳梗塞急性期での局所線溶療法の適応は 〈江面正幸 鈴木一郎〉 28
  7.脳梗塞急性期にエダラボンをどう使うか 〈古屋大典〉 34
  8.BADの特徴と急性期治療は 〈星野晴彦〉 37
  9.一過性脳虚血発作の治療 〈高嶋修太郎〉 42
  10.脳静脈洞血栓症急性期治療は 〈山脇健盛〉 47
  11.脳動脈解離の急性期治療は 〈松岡秀樹 峰松一夫〉 54
  12.脳梗塞後遺症に脳循環代謝改善薬をどのように使い分けるか 〈冨田 裕〉 62
  13.非心原性脳梗塞の再発予防に抗血小板薬をどう使い分けるか 〈伊藤義彰〉 69
  14.心房細動を伴う脳梗塞患者の再発予防をどうするか 〈高木繁治〉 76
  15.抗リン脂質抗体症候群の血栓イベント予防はどうするか 〈谷口彰 冨本秀和〉 81
  16.卵円孔開存患者の脳梗塞再発予防はどうするか 〈中村智実 内山真一郎〉 87
  17.脳梗塞症例に抗血小板療法を行った場合,モニタリングはどうするか 〈尾崎由基男〉 94
  18.内頸動脈狭窄に対する頸動脈ステントの適応は 〈山田清文 吉村紳一 岩間亨〉 98
  19.脳梗塞症例での頭蓋内-外バイパス術の適応は 〈飯星智史 宝金清博〉 102
 2)脳出血,くも膜下出血
  1.脳出血に対する外科的治療 〈渡部剛也 加藤庸子 小栗大吉〉 105
  2.破裂脳動脈瘤治療で外科的手術と血管内手術の適応基準は 〈保谷克巳 兵頭明夫〉 114
  3.未破裂脳動脈瘤の管理はどうするか 〈木村俊運 森田明夫〉 119
  4.もやもや病の外科治療は 〈大西宏之 高橋淳 宮本享〉 123
 3)脳卒中の予防,管理
  1.脳血管障害急性期の血圧管理はどうするか 〈棚橋紀夫〉 128
  2.脳血管障害慢性期の血圧管理目標と推奨薬剤は 〈田中耕太郎〉 133
  3.スタチンのpleiotropic effectについて 〈阿部康二〉 140
  4.糖尿病を伴った脳卒中患者の管理はどうするか 〈卜部貴夫〉 145
  5.Post stroke depressionの治療は 〈臼田和弘 片山泰朗〉 149
  6.脳血管性認知症の治療は 〈東海林幹夫〉 158
  7.無症候性脳梗塞は治療すべきか 〈卜蔵浩和 山口修平〉 164
  8.T 2*強調画像でmicrobleedsがみられた場合,脳梗塞再発見予防のために抗血小板薬は使うべきか 〈太田晃一〉 169
  9.Stroke unit,Stroke care unitの有用性について 〈長谷川泰弘〉 174
  10.頸動脈プラークへの対応は 〈北川一夫 佐古田三郎〉 179

B.脳腫瘍 185
  1.グリオーマの最新の治療法は 〈武笠晃丈 斉籐延人〉 185
  2.聴神経腫瘍の治療法の選択は 〈平戸政史 好本裕平〉 190
  3.中枢神経原発悪性リンパ腫の最新の治療法は 〈三島一彦 藤巻高光〉 196

C.感染症 203
  1.細菌性髄膜炎の最新の抗菌薬の選択は 〈原元彦 亀井聡〉 203
  2.結核性髄膜炎の最新の治療法は 〈栗山 勝〉 210
  3.脳膿瘍に対する治療法は 〈長山成美 松井真〉 217
  4.真菌性髄膜炎の最新の治療薬の選択は 〈山田丈弘 中川正法〉 224
  5.ウイルス性髄膜炎 〈水谷智彦〉 229
  6.非ヘルペス性辺縁系脳炎の治療法は 〈山崎恒夫 岡本幸市〉 233

D.変性疾患 237
 1)Parkinson病
  1.欧米での最近のParkinson病治療ガイドライン 〈長谷川一子〉 237
  2.ドパミンアゴニストの使い分けは 〈望月秀樹〉 245
  3.Parkinson病治療におけるCOMT阻害薬の位置づけは 〈藤本健一〉 250
  4.Parkinson病の精神症状に対する治療は 〈吉井文均〉 257
  5.深部脳刺激術(DBS)の適応基準 〈後藤 恵〉 264
 2)Parkinson関連疾患
  1.レビー小体型認知症に対する治療法は 〈小阪憲司〉 273
  2.大脳皮質基底核変性症,進行性核上性麻痺の治療法は 〈滑川道人〉 278
  3.前頭側頭葉変性症の治療法は 〈岡本幸市〉 282
 3)Alzheimer病
  1.欧米でのAlzheimer病に対する標準的な治療法は 〈和田健二 中島健二〉 288
  2.Alzheimer病に対する薬物療法は 〈羽生春夫〉 294
  3.Alzheimer病に対する非薬物療法は 〈玉岡 晃〉 298
  4.Alzheimer病の新しい治療法の開発の現状は 〈武田雅俊〉 306
 4)脊髄小脳変性症
  1.欧米での脊髄小脳変性症に対する標準的な治療法は 〈西澤正豊〉 311
  2.脊髄小脳変性症に対して非運動療法は有用か 〈矢部一郎 佐々木秀直〉 314
 5)運動ニューロン疾患
  1.NPPVの適応基準と具体的方法は 〈小森哲夫〉 320
  2.最近の治療薬の開発の現状は 〈青木正志〉 324
  3.気管食道吻合術/喉頭気管分離術の利点と欠点は 〈箕田修治〉 330
  4.緩和ケアにおけるモルヒネの使用は 〈荻野美恵子〉 336
 6)ジストニア,振戦
  1.ジストニアの治療法は 〈松本真一 梶龍兒〉 341
  2.片側顔面痙攣の治療法選択は 〈河野豊 林明人〉 347

E.代謝性疾患 351
  1.Wilson病治療のスタンダードと進歩 〈永沢光 加藤丈夫〉 351
  2.副腎白質ジストロフィーの最新の治療 〈有泉優子 小野寺理〉 355
  3.ファブリ病の酵素補充療法 〈衞藤義勝〉 360
  4.Pompe病のスペクトラムとその治療 〈大矢 寧〉 367
  5.成人型シトルリン血症(CTLN2)はどのように治療するか 〈矢崎正英〉 373
  6.水溶性ビタミン欠乏症治療のスタンダード 〈小林高義〉 379
  7.脂溶性ビタミン欠乏症治療のスタンダード 〈田中優司 犬塚貴〉 381
  8.ビタミンE単独欠損性運動失調は治るか 〈横田隆徳〉 389
  9.Wernicke-Korsakoff症候群の治療の第1選択は 〈白川健太郎 宮嶋裕明〉 392
  10.急性ポルフィリア治療のポイント 〈堀江 裕〉 396
  11.肝性脳症の最新治療は 〈瀬川誠 坂井田功〉 399

F.脱髄性疾患 405
  1.多発性硬化症の最新の治療法は 〈越智博文 吉良潤一〉 405
  2.NMOに対する最新の治療法は 〈三須建郎 藤原一男 糸山泰人〉 416
  3.血液浄化療法や大量γ-グロブリン療法の適応は 〈中根俊成 松尾秀徳〉 422

G.末梢神経疾患 429
  1.Guillain-Barre症候群で治療が必要となるのはどのようなときか 〈小鷹昌明〉 429
  2.Fisher症候群の治療はGuillain-Barre症候群の治療とどう違うのか 〈三井隆男 野村恭一〉 436
  3.慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー(CIDP)の治療戦略 〈宮本勝一 楠  進〉 445
  4.多巣性運動ニューロパチーの最新治療は 〈桑原 聡〉 450
  5.自律神経ニューロパチーに治療はあるか 〈國本雅也〉 453
  6.単クローン性ガンマグロブリン異常症に伴うニューロパチーの治療は 〈千葉厚郎 内堀 歩〉 457
  7.原発性(AL)アミロイドーシスに伴うニューロパチーをどう治療するか 〈山田正仁〉 462
  8.家族性アミロイドポリニューロパチーには肝移植しかないのか 〈植田光晴 山下太郎 安東由喜雄〉 468
  9.Churg-Strauss症候群の治療のポイントは 〈大越教夫〉 474
  10.膠原病に伴うニューロパチーの治療法は 〈神田 隆〉 480
  11.Sjogren症候群におけるニューロパチーへの対応は 〈鈴木千恵子 馬場正之〉 485
  12.糖尿病性ニューロパチーの治療 〈長谷川修〉 489
  13.手根管症候群での内科的治療法と外科的治療法の使い分けは 〈上坂義和〉 494
  14.帯状疱疹後神経痛の治療法は 〈井上 健〉 500
  15.Bell麻痺にアシクロビルは使用すべきか 〈楠 淳一 斎藤豊和〉 506
  16.三叉神経痛の第1選択は 〈秋口一郎〉 512
  17.坐骨神経痛治療のスタンダードは 〈佐藤浩則〉 518
  18.Isaacs症候群とstiff-person症候群の治療法は 〈有村公良〉 521
  19.Charcot-Marie-Tooth病治療のエビデンス 〈吉澤利弘〉 528

H.脊髄脊椎疾患 533
  1.HAMの最新の治療法は 〈梅原藤雄〉 533
  2.変形性脊椎症で外科的処置が必要だと判断する基準 〈佐藤浩一〉 540
  3.脳脊髄液減少症の診断基準と治療法は 〈登坂雅彦 好本裕平〉 550

I.筋疾患 556
  1.多発筋炎と皮膚筋炎の治療 〈熊本俊秀〉 556
  2.ステロイドが効かない筋炎はどう治療するか 〈新井祐子 松村喜一郎 清水輝夫〉 562
  3.全身型重症筋無力症に術前ステロイド治療は必要か 〈吉川弘明〉 567
  4.抗MuSK抗体陽性重症筋無力症の治療法は 〈本村政勝 枡田智子 徳田昌紘〉 572
  5.筋無力症候群の薬物治療はどうするか 〈田中惠子〉 577
  6.周期性四肢麻痺の薬物治療 〈若山弘〉 581
  7.筋強直性ジストロフィー治療の注意点―特に不整脈と突然死を中心に 〈川井 充〉 587
  8.ミトコンドリア病の最新の治療法は 〈古賀靖敏〉 593
  9.筋ジストロフィーの最新治療は 〈久我敦 砂田芳秀〉 600

J.自律神経疾患 605
  1.起立性低血圧に対する治療はどうするか 〈五十棲一男 小松本悟〉 605
  2.Shy-Drager症候群における排尿障害に対する対策は 〈中里良彦〉 609

K.機能性疾患 613
  1.難治性片頭痛に対する治療法は 〈伊藤康男 荒木信夫〉 613
  2.片頭痛に対する鎮痛剤の使い方 〈清水利彦〉 620
  3.妊娠中,授乳中の片頭痛患者の治療はどうするか 〈五十嵐久佳〉 624
  4.片頭痛予防薬はどのように使うか 〈永田栄一郎〉 629
  5.緊張型頭痛に対する治療について 〈辰元宗人 平田幸一〉 635
  6.群発頭痛の治療はどうするか 〈糸川かおり〉 641
  7.部分発作に対する抗てんかん薬の選択は 〈橋愼一〉 646
  8.全般発作に対する抗てんかん薬の選択は(成人の場合) 〈池口邦彦〉 653
  9.てんかん重積患者の管理方法は 〈甘利和光 永山正雄〉 659

索 引 664

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