概要
これからの芭蕉研究は、現在知られている資料をもう一度読み直し、従来の通説を検証する方向に向かうべきだ。根拠薄弱な推論が通説としてまかり通っていた芭蕉研究全体に、二十年来、斬新な検証を挑み続けてきた著者の成果がここに結実する。
目次
はじめに
芭蕉の開眼
芭蕉自筆自画『甲子吟行画巻』の成立年次
『おくのほそ道』の用語と用字
曾良本『おくのほそ道』の補訂について
曾良本『おくのほそ道』の補訂について(補遺)
中尾本『おくのほそ道』における誤記の問題
櫻井武次郎氏紹介「新出猿蓑歌仙」の検討
「鳶の羽歌仙」成立の時期
『本朝文選』所収「松嶋ノ賦」について
伝芭蕉写『薗太暦』の書写年次
芭蕉偽簡考―工山宛・昌房宛など
芭蕉書簡の検討―貞享四年四月三日付桐葉宛書簡
芭蕉筆跡学への展望
芭蕉の作品における暦の問題
芭蕉と宗七
芭蕉と宗七(補遺)
芭蕉の深川移住―横浜説の検討
芭蕉の老後
芭蕉晩年の苦悩
『深川』注釈―「青くても」の巻
鶏肋編
芭蕉と漢詩文/許野消息/路通の新資料/乞食路通/沈黙する蟇/心のあはれなる尼/汚泥の中に落ちた男
芭蕉とどらたち/自筆本『おくのほそ道』の行方/芭蕉の明月の句/贋作の時代
あとがき
人名・書名索引
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