理学療法士臨床判断フローチャート
概要
臨床判断は,理学療法において,評価や治療における理学療法技術とともに根幹をなしている.的確な判断を伴わない技術は医療(理学療法)技術とはとても言えない.また臨床判断は,医学の情報だけでは成り立たず,理学療法士自身の臨床経験を必要とする.
そこで,専門領域で毎日の臨床業務に没頭している実地の理学療法士あるいは臨床を絶えず意識し,研鑽している教育現場の理学療法士に,必要な知識や評価・治療をフローチャートで提示し,模擬症例を示して読者の理解を助けるのが本書.
総論では臨床判断の重要性をいろいろな角度からまとめた.各論では,「運動器疾患・外傷」「脳・脊髄・神経疾患」「内部障害,外科術後,集中治療」に分けて,A.必要な知識,B.評価と治療(診療ガイドラインなどにおける効果への言及)を説明し,C.フローチャートとその解説(どのように診てどのように介入するかを可視化し,かつ説明を加えたもの),D.模擬症例呈示(模擬症例を提示し,その評価,解釈・問題点・介入を新たな模擬症例のフローチャートも加えて解説したもの)した.
目次
総論■臨床経験と臨床判断のインターアクション
1.臨床経験と臨床判断のインターアクション
2.臨床判断とEBM
3.理学療法士に求められる臨床判断
4.臨床介入過程─何を評価し,どう治療介入するのか
各論I■運動器疾患・外傷
1.肩関節周囲炎の運動障害
2.膝前十字靱帯再建術後の運動療法
3.関節リウマチの歩行障害
4.変形性関節症の歩行障害
5.腰痛
6.CRPS
7.義肢・装具による歩行改善
各論II■脳・脊髄・神経疾患
1.脳卒中急性期の離床
2.脳卒中回復期の歩行障害
3.高次脳機能障害
4.パーキンソン病の歩行障害
5.頸髄損傷の基本動作
6.筋萎縮性側索硬化症の基本動作
各論III■内部障害・外科術後・集中治療
1.心臓血管外科後の離床
2.肺切除術後の離床
3.急性心筋梗塞症の回復期運動療法
4.心不全の運動耐容能改善
5.急性呼吸不全の換気改善
6.慢性呼吸不全の運動耐容能改善
索引
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