概要
本書は、アウグスティヌスの司教としての活動と役割の解明をつうじて、古代末期社会のあり方に光を投げかける試みである。従来、我が国のアウグスティヌス研究はその神学的・哲学的思想を扱うものが多かった。しかし、本書は社会史の視点からこの偉大なキリスト教徒の実像に迫る。また、ローマ帝国社会の研究として、一人の有能な司教による司教裁判や有力者への請願といった日常の活動と役割に焦点をあて、具体的な叙述をおこなう。1980年代に発見されたアウグスティヌスの書簡などをもとに、彼をとりまく当時の北アフリカの社会状況を描き出す。
目次
目 次
第1章 アウグスティヌスの司教裁判(episcopalis audientia)
第2章 アウグスティヌスの嘆願
第3章 ドナティスト論争期の北アフリカ教会
第4章 北アフリカにおけるカトリック教会の拡大
第5章 ヒッポ教会
結 語
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