概要
日本のリカードウ研究の第一人者である著者が、マルサスとともにスミスを継いで、イギリス古典は経済学を展開・発展させたディヴィド・リカードウの生涯と学説を通して、彼の経済学の全容を明らかにする。
目次
第1章 リカードウの出自
第2章 リカードウの幼少年時代
第3章 ディビドの自立
第4章 「地金論争」における活動
第5章 「穀物法論争」におけるリカードウ
第6章 『経済学における課税の原理』出版にいたる経緯
第7章 『原理』の構成とメッセージ
第8章 『経済学の原理』(1)
第9章 『経済学の原理』(2)
第10章 『租税』編
第11章 「論争的ないし補足的」諸章
第12章 『原理』初版の反響
第13章 トレンズの「リカードウ価値論批判」
第14章 マルサスのリカードウ価値論批判
第15章 リカードウの『価値規定修正』の展開
第16章 リカードウ「価値論」の新展開
第17章 『機械』章の新設
第18章 「セー法則」理論
第19章 通貨・銀行論
第20章 大陸家族旅行
第21章 議会活動(1)
第22章 議会活動(2)
第23章 リカードウの諸活動
第24章 その他の諸活動
第25章 マルサス『価値尺度論』要説
第26章 リカードウの対応と批判
第27章 遺稿「絶対価値と交換価値」
おわりに――リカードウと現代
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