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実験医学増刊 Vol.26 No.20 樹状細胞による免疫制御と臨床応用

実験医学増刊 Vol.26 No.20 樹状細胞による免疫制御と臨床応用
著者/訳者名

稲葉 カヨ /編

出版社 羊土社
発行年月日 2008年11月01日
ISBNコード 9784758102957
定価 ¥5,940(税込)

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概要

樹状細胞療法や粘膜ワクチンなど臨床への応用が注目される“樹状細胞”の最新知見が満載!解明の進む樹状細胞による免疫応答・T細胞制御機構から,癌・自己免疫疾患・感染症の治療戦略まで,幅広くご紹介します.

目次

第1章 樹状細胞の生物学と生理学(分化・サブセット活性化・動態)
1.血液前駆細胞から樹状細胞サブセットへの分化経路
共通樹状細胞前駆細胞の同定戦略
Flt3+M-CSFR+細胞の分化能
種々のDC前駆細胞とその起源
2.樹状細胞による抗原提示の制御機構
MHC<2による抗原提示
MHC52による抗原提示
TRIF-GEFH1-RhoB経路によるMHC<2の輸送機構
亜鉛による樹状細胞成熟化機構の制御
IL-6による樹状細胞成熟化機構の抑制
3.Notchシグナルと樹状細胞分化
Notchシグナルについて
古典的DC(cDC)の分化
ランゲルハンス細胞(LC)の分化
炎症性DC(inflammatory DC)の分化
形質細胞様DC(pDC)の分化
制御性DC(regulatory DC)の分化
4.樹状細胞の遊走を制御するCDMファミリー分子DOCK2
DOCK2とは
樹状細胞の局在とホーミングにおけるDOCK2の役割
樹状細胞の運動能におけるDOCK2の役割
5.核酸系免疫アジュバントによる樹状細胞活性化機構とその病理的意義
TLR7,TLR9により核酸を認識する形質細胞様樹状細胞とその機能
TLR3を発現する樹状細胞サブセットとその機能
TLR7,9の自己免疫ポテンシャル
6.樹状細胞に発現するC型レクチンの機能とシグナル伝達
TLR7,TLR9により核酸を認識する形質細胞様樹状細胞とその機能
TLR3を発現する樹状細胞サブセットとその機能
TLR7,9の自己免疫ポテンシャル
第2章 樹状細胞を介する免疫応答制御
1.制御性T細胞と樹状細胞のクロストーク
DCに発現する多様なレクチンと糖鎖認識機構
レクチンを介する糖複合体の捕捉とシグナル伝達
感染におけるDC-SIGNの役割とシグナル伝達
Dectin-1のシグナル伝達機構
2.樹状細胞上の共刺激分子制御による免疫応答制御
樹状細胞に発現する共刺激分子とその発現制御
樹状細胞上の共刺激分子標的による免疫応答制御
3.制御性樹状細胞を介する免疫応答制御
ヒト制御性樹状細胞による免疫応答制御
マウス制御性樹状細胞による免疫応答制御
制御性樹状細胞によるT細胞機能制御の作用機序
4.神経ペプチドCGRPによる樹状細胞機能制御
CGRPとCGRP受容体
RAMP1欠損マウスの表現型解析
CGRPによる樹状細胞機能の制御
樹状細胞におけるCGRP受容体を介したシグナル伝達
5.免疫寛容の誘導における樹状細胞の作用
免疫寛容と樹状細胞
免疫寛容誘導のメカニズム
6.樹状細胞サブセットによるOX40リガンドおよびICOSリガンドを介する向炎症・抗炎症免疫応答の制御
樹状細胞サブセット
OX40リガンド:向炎症応答誘導因子としての役割
ICOSリガンド:抗炎症応答誘導因子としての役割
OX40リガンドとICOSリガンドによる調節機構
7.消化管粘膜での免疫応答における樹状細胞の役割─小腸粘膜樹状細胞によるIgAクラススイッチ制御
消化管における分泌型IgA生産機構
IgAクラススイッチ誘導機構
IgA生産誘導における小腸粘膜樹状細胞の役割
腸内常在菌による小腸粘膜樹状細胞の機能修飾
第3章 臓器特異的な樹状細胞の機能
1. 肝樹状細胞のサブセットとトラフィッキング
定常状態での肝DCの局在とトラフィッキング
感染・炎症時の肝DCのトラフィッキング
移植免疫におけるDCトラフィッキング
移植肝拒絶におけるDCトラフィッキング
肝移植と免疫寛容
2. 皮膚の樹状細胞サブセットと機能
皮膚の樹状細胞サブセット
皮膚樹状細胞の遊走と局在
皮膚樹状細胞の免疫応答制御における役割
皮膚における樹状細胞の免疫抑制細胞としての役割
3.腸管粘膜固有層のユニークな樹状細胞によるTh17細胞の誘導
腸管に存在する樹状細胞
樹状細胞によるTh17細胞の誘導
4. 生殖器における樹状細胞サブセットと機能
妊娠における樹状細胞サブセット
母児免疫寛容におけるTh1/Th2-3パラダイム
樹状細胞による胎児組織の認識,抗原提示
母児免疫寛容におけるNK細胞と樹状細胞のクロストーク
母児免疫寛容における制御性T細胞とのクロストーク
母児免疫寛容におけるindoleamine 2,3-dioxygenase(IDO)
5. 脳の樹状細胞・マクロファージの起源と機能
脳内のマクロファージとミクログリア
脳内のDC
第4章 感染における樹状細胞の作用
1. リーシュマニア原虫と樹状細胞
感染抵抗性とTh1応答
感染感受性とTh2応答
免疫記憶,制御性T細胞とDC
リーシュマニア感染とDCサブセット
2. HIV:ヒト免疫不全ウイルス感染と樹状細胞
HIV母乳感染にかかわる樹状細胞
HIV感染標的としての樹状細胞
HIV感染樹状細胞の制御を担う細胞群
3.単純ヘルペスウイルス感染と樹状細胞機能
HSV感染症と免疫応答
HSV初回感染時におけるDCの挙動と抗原提示のメカニズム
DCによるHSVの認識と自然免疫応答
4. HBV:B型肝炎ウイルス感染と樹状細胞機能
HBVに対する生体の免疫応答
HBV感染における樹状細胞の機能異常
慢性B型肝炎に対する樹状細胞ワクチン療法
第5章 自己免疫疾患と樹状細胞
1. 自己免疫疾患におけるDcirの役割
C型レクチンと関節炎
Dcirによる自己免疫疾患の制御と樹状細胞
2. 自己免疫疾患にかかわるcathepsin Kの新たな役割
破骨細胞におけるcathepsin Kの働き
関節リウマチモデルにおけるcathepsin K阻害剤NC-2300の効果
樹状細胞におけるcathepsin Kの役割
cathepsin KはDCにおけるTLR9シグナルにかかわる
cathepsin KによるTLR9シグナルの制御メカニズム
cathepsin KはTh17細胞を誘導し自己免疫性炎症に関与する
3.SLE:全身性エリテマトーデスにおける樹状細胞機能異常と病因的役割
SLEの歴史的解釈と免疫異常の発見
SLEにおけるインターフェロン-αの重要性
自己抗原の供給源としてのアポトーシス細胞の重要性
免疫複合体とpDC
DC機能に影響するその他の因子
TLRとB細胞
第6章 臨床応用に向けた樹状細胞の利用
1. NKT細胞と樹状細胞のクロストークを利用した免疫療法の新展開
Vα14iNKT細胞のサブセット
抗原提示細胞とiNKT細胞の活性化
糖脂質をiNKT細胞に提示する抗原提示細胞の特性
危険シグナルによるDCの成熟化によるクロスプライミングと獲得免疫の誘導
糖脂質を提示させた腫瘍細胞による自然免疫および獲得免疫誘導
α-GalCerを提示した腫瘍を用いた免疫療法による獲得免疫応答
細胞アジュバントとしてのiNKT細胞の活性化と獲得免疫応答
タンパク質抗原と糖脂質の両者をダブルクロスプレゼンテーションするDC
2. 樹状細胞制御によるがん免疫療法
がん免疫療法の臨床試験解析結果が示唆する課題
生体内樹状細胞の制御による効果的な免疫療法の可能性
培養樹状細胞を用いたがん免疫療法
3.免疫療法への応用を目指したES細胞からの樹状細胞の作製
ES細胞からの樹状細胞の作製
遺伝的改変を行ったES細胞由来の樹状細胞による抗腫瘍免疫の誘導
遺伝子改変ES-DCを用いた免疫応答の抑制的制御
ヒトES細胞からのES-DCの作製
4. 粘膜感染症に対する予防ワクチンの現状
M細胞と樹状細胞による抗原取り込みネットワーク
M細胞と粘膜系樹状細胞の利用を視野にいれた今後のワクチン開発戦略
5. 悪性脳腫瘍に対する樹状細胞療法
脳における免疫療法
悪性脳腫瘍の腫瘍関連抗原
悪性脳腫瘍を対象としたDC療法の実際
悪性脳腫瘍におけるDC療法の現状と今後の展望

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