社会保障財源の効果分析
概要
社会保障財源の効果をみるためには,社会保険料と税の転嫁と帰着および所得分配への影響や年金財政・地方財政との関係等に着目し,多角的な観点から検証を行う.社会保障財源のあり方について,制度とその効果の両方を視野に入れた実証分析である.
目次
まえがき(京極髙宣)
序 章(岩本康志・金子能宏)
第I部 社会保障財源の選択課題と実証分析
第1章 社会保障財源としての税と保険料(岩本康志)
第2章 社会保険料の帰着分析(岩本康志・濱秋純哉)
第3章 社会保険料の事業主負担と賃金・雇用の調整(酒井 正)
第4章 社会保障財源としての消費税負担の影響――消費者物価水準への転嫁の検証(金子能宏)
第5章 租税・社会保障負担と経済成長(加藤久和)
第II部 年金・医療における社会保障財源の影響
第6章 社会保障と税制による再分配効果(小塩隆士)
第7章 年金制度の給付と負担のあり方と年金改革の効果――年金制度の高齢者就業と貯蓄率への影響を踏まえて(デビット・ワイズ/金子能宏訳)
第8章 地方分権化の医療保障への影響――公立病院改革ガイドラインと公立病院(山本克也)
あとがき(金子能宏)
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