放射線量適正化のための医療被曝ガイドライン
概要
今日の医療に欠かせない放射線診療は,診断・治療において患者が受けるbenefitと同時に,人体への放射線照射というriskをも伴う.そのため,医療従事者にはそのriskを最小限にとどめるための知識と技量が求められる.
本書は,社団法人日本放射線技師会が2006年に提示した「放射線診療における線量低減目標値(医療被ばくガイドライン2006)」にもとづき,線量測定方法と被曝線量の具体的低減方法を解説した公式のガイドライン.国際的な医療被曝の基準とわが国の医療機関での現状を踏まえつつ,モダリティごとに実践レベルでの具体的な線量測定方法と最適化のテクニックをあますところなく解説.また現場から発せられる典型的なQ/Aを掲げた万全の内容.ガイドラインと線量最適化をめぐる識者のオピニオン集も添えられ,被曝線量低減に関してさらに突っ込んで理解できる.患者のみならず医療従事者自身の被曝線量低減のためにも欠かせない1冊.
目次
1章 放射線診療における線量低減目標値の設定
2章 放射線診療における線量低減目標値─モダリティ別解説
1 X線単純撮影
2 一般透視検査
3 X線CT
4 血管撮影・IVR
5 マンモグラフィ
6 核医学
3章 医療被曝低減をめぐるエキスパート・オピニオン
1 X線装置管理と被曝低減
2 医療被曝ガイドラインの「影響と効果」
3 放射線診療における線量低減目標値の今後の展開
4 核医学検査における被曝線量の再考
5 dose consciousからリスク・リテラシーへ
─患者の受ける線量の把握と制御は何のためか?─
4章 医療被曝の低減は放射線技師の責務
索引
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