概要
法科大学院時代の新たな標準テキスト
▼2006年まで司法試験考査委員を務めた著者による単著の本格的な民法、債権総論分野の教科書。「紛争解決手段としての法」を説く法科大学院時代の法学部教育に新たな「標準」を提示する。
▼「紛争解決の手段としての法」というものをいかに学び、その知識をいかに「実際に活用可能なもの」とするかに焦点を当て詳述する。
▼民法判例の読み方、判例学習の仕方など、1章分の「学習ガイダンス」を収録。学ぶための学習のノウハウも満載し、学生の利用には勿論、一般の方の独習にも好適。
▼学説の羅列はあえて行わず、「使いこなせる民法」を理解するためのこれからの新・定番教科書。
『新標準講義 民法債権各論』 池田真朗(慶應義塾大学法学部・同法務研究科教授)著
債権総論に引き続き、債権各論のテキストの発売をこの秋に予定。民法債権編については、現在著者も委員を務める「民法(債権法)改正検討委員会」において改正論議もなされており、総論とともに、新たな時代にふさわしい新標準となる債権法テキストの新定番。
目次
●第1章 債権総論序説
Ⅰ 本書の内容/Ⅱ 民法の一分野としての債権法/Ⅲ 債権と債権法
●第2章 債権の内容と種類
I 序説/Ⅱ 特定物債権と種類債権/Ⅲ 金銭債権/Ⅳ 選択債権
●第3章 債権の効力
Ⅰ 債権の効力・序説/Ⅱ 強制履行/Ⅲ 債務不履行/Ⅳ 損害賠償/Ⅴ 受領遅滞/Ⅵ 債権の対外的効力
●第4章 責任財産の保全
Ⅰ 序説/Ⅱ 債権者代位権/Ⅲ 詐害行為取消権(債権者取消権)
●第5章 多数当事者の債権関係
Ⅰ 序説/Ⅱ 分割債権・分割債務/Ⅲ 不可分債権・不可分債務/Ⅳ 連帯債務/Ⅴ 保証債務
●第6章 債権関係の移転
I 序説/Ⅱ 債権譲渡/Ⅲ 証券的債権の譲渡/Ⅳ 民法の債権譲渡と他の法律による債権譲渡/Ⅴ 債務引受・契約譲渡
●第7章 債権の消滅
Ⅰ 序説/Ⅱ 弁済/Ⅲ 代物弁済/Ⅳ 供託/Ⅴ 相殺/Ⅵ 更改・免除・混同
●第8章 学習ガイダンス
Ⅰ 六法の使い方/Ⅱ 学習上の留意点/Ⅲ 民法判例の読み方、判例学習の仕方/Ⅳ 民法学習のコツ/Ⅴ 参考書の紹介とそれらの利用法/Ⅵ レポートの書き方/Ⅶ 期末試験とその受け方/Ⅷ より深い学習へ――民法解釈学とは/Ⅸ より深い学習へ――条文の理解の例/Ⅹ より深い学習ヘ――卒業論文の作成法/ⅩⅠ 終わりに
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