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CPX・運動療法ハンドブック 心臓リハビリテーションのリアルワールド

CPX・運動療法ハンドブック 心臓リハビリテーションのリアルワールド
著者/訳者名

安達仁 編著

出版社 中外医学社
発行年月日 2009年03月01日
ISBNコード 9784498067042
定価 ¥5,060(税込)

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概要

心肺運動負荷試験と運動療法の実際を〝リアル〟に解説したテキスト。心肺運動負荷試験のための準備、その手順と実際、ありがちな過ちと対策、解釈のポイントを懇切に記して本書を読めばすぐに現場で開始できるようまとめた。また様々な状態にある運動療法の実際を現場の感覚が感じられる筆致で解説、運動中の心エコーにまで触れた。「実践 眼で見る心臓リハビリテーション」の姉妹書として、的確な運動療法の実践と心不全患者の病態把握・治療方針決定に役立つハンドブック。

目次

 【目次】

1 心肺運動負荷試験
 A.準備 1
  1.CPXの目的・適応 〈小林康之〉 2
  2.検査室の環境 2
  3.呼気ガス分析装置の原理 5
   a)呼吸流量計 5
   b)酸素分析計 7
   c)二酸化炭素分析計 8
  4.呼気ガス分析装置の較正と管理 9
   a)呼気ガス分析器の較正(キャリブレーション) 9
   b)呼気ガス分析器の検定 9
   c)日常管理 10
  5.負荷装置の特徴 11
   a)サイクルエルゴメータ 12
   b)トレッドミル 12
  6.負荷装置の較正・メンテナンス 13
   a)サイクルエルゴメータの較正・点検 13
   b)トレッドミルの較正・点検 13
  7.運動負荷試験の禁忌 14
  8.心電図異常の陽性基準 15
   a)ST-T変化 15
   b)不整脈 18
  9.プロトコールの設定 19
   a)負荷様式 19
   b)負荷量 19
  10.患者への説明と問診 23
   a)予約時の説明 23
   b)検査前のチェック 24
   c)検査の説明 25
  11.電極の位置・張り間違えたときの心電図 〈上田正徳〉 27
   a)事前準備 27
   b)電極とコード 28
   c)誘導法 28
  12.フェイスマスクの装着 31
  13.エルゴメーターの回転数,座面の高さとデータ異常 32
  14.負荷中の注意点 33
   a)呼吸法について 33
   b)顔の向き(センサーの向き)について 35
  15.クールダウンの意味 35
  16.負荷強度と自律神経活性 37
  17.負荷室での緊急時対処策 39
   a)事故予防 39
   b)事故対策 41
   c)緊急時の対応 44
  18.運動中の心拍出量および血管拡張能の測定 44
  19.まとめ:心肺運動負荷試験の検査手順 46
 B.負荷中の各パラメータ 〈安達 仁〉 50
  1.安静時 50
   a)心電図所見 50
   b)血圧 50
   c)心拍数 50
   d)酸素摂取量(VO2) 50
   e)二酸化炭素排出量(VCO2)・ガス交換比(R) 58
   f)VE/VCO2 60
  2.ウォームアップ 62
   a)酸素摂取量 62
   b)VE/VO2,VE/VCO2の変化 63
   c)心房細動(Afib)時の心拍応答 64
  3.ランプ負荷時 65
   a)酸素摂取量 65
   b)最高酸素脈(peak VO2/HR,oxygen pulse) 69
   c)VE/VO2,VE/VCO2 71
   d)VE vs VCO2 slope(ブイイー バーサス ブイシーオーツー スロープ) 72
   e)心拍応答 73
   f)TV-RR関係 74
   g)Ti/Ttot(ティーアイ・ティートート) 76
   h)SpO2 76
  4.回復期 76
   a)VO2/HRのjump up phenomenon(ジャンプアップ現象) 76
   b)VO2(τoff,タウオフ) 77
 C.パラメータの総合的解釈法 〈安達 仁〉 79
  1.運動耐容能の標準値 79
  2.総合的な解釈に必要なパラメータ 81
  3.%ATと%peak VO2,%peak VO2/HRが乖離している場合の解釈 81
  4.warm-up中にATになった場合のパラメータの変化 87
  5.息切れ感を主訴とする患者への負荷試験 87
  6.ATがR>1の部分で出現した例 88

2 運動処方〈安達 仁〉
 A.AT処方 91
  1.CPXによるAT決定法と運動処方 91
  2.ATが決定不能な場合の運動処方 97
  3.自転車エルゴメータとトレッドミルの対比表 99
 B.その他の処方 100
  1.心拍処方(Karvonenの式) 100
  2.自覚的運動強度による処方 101
  3.トークテストによる処方(坂道が多い地域での運動処方) 101
  4.重症心不全への処方 103
  5.不整脈患者への処方 103
  6.ICD,CRT-D患者への処方 104
  7.ポジティブリモデリングと運動処方 104
  8.HR<110の勧め 106
 C.運動処方レベルの確認法 108

3 運動療法 教科書的効果と実際
 A.急性心筋梗塞・狭心症 〈西川淳一〉 109
  1.病態を把握する(=リスクの把握) 109
   a)いつ発症したのか,どのような症状が出現したのか 109
   b)PCIや冠動脈造影検査(CAG)のレポートから得られる情報 109
   c)各検査レポートから現状を確認する 110
   d)再発に関わる冠危険因子を確認する 112
  2.運動療法の目的を考える 113
   a)心疾患患者を対象とした運動療法の目的 113
   b)時期によって異なる運動療法の目的 113
   c)運動療法の効果を把握する 113
  3.運動療法の実際 116
   a)ウォームアップについて 116
   b)何を,どの程度,どのくらい? 117
   c)クールダウンについて 120
  4.運動中のリスク管理 122
   a)臨床における運動中止基準(聴く,診る,触れる) 122
   b)リスク管理で得られる情報の活用 127
  5.自宅復帰後の運動療法 128
   a)運動種目の選択 128
   b)運動強度の選択 128
   c)運動時間を決定する 128
   d)運動中のモニタリング 129
   e)非監視型運動療法のリスク管理 129
  6.レジスタンストレーニング 129
   a)開始時期 130
   b)得られる効果 130
   c)実際の方法 130
   d)指導のポイント 131
 B.開心術後 〈田屋雅信〉 136
  1.開心術後の心臓リハビリテーションの流れ 136
  2.開心術後のリハビリテーションの社会背景および患者背景の変化 136
  3.開心術後の運動療法の教科書的効果 137
  4.開心術後の心臓リハビリテーションの実際 137
   a)急性期(Phase I) 137
   b)回復期(Phase II (1)入院~(2)外来) 142
  5.CABGまたはOPCAB後のリハビリテーション 147
  6.弁置換・形成術後のリハビリテーション 148
  7.大血管手術後のリハビリテーション 148
 C.心不全 〈田屋雅信〉 150
  1.心不全の病態 150
  2.慢性心不全に対する運動療法の教科書的効果 151
  3.心不全の重症度 151
  4.心不全の運動療法の禁忌 153
  5.心不全のリハビリテーションの実際 153
   a)ベッドサイドでのリハビリテーション(急性心不全~代償されてきた心不全;NYHA III~IV) 154
   b)理学療法室でのリハビリテーション(NYHA II~III) 155
   c)心臓リハビリテーション室(NYHA I~III) 155
 D.埋め込み型除細動器(ICD),心臓再同期療法(CRT-D)植込み術後 〈田屋雅信〉 161
  1.背景 161
  2.運動療法の教科書的効果 161
  3.運動療法の実際 161
 E.糖尿病合併患者 〈西川淳一〉 165
  1.病態を把握する 165
   a)いつ発症したのか・自覚症状はどうか 165
   b)どういった治療が施行されているのか 165
   c)検査データを診る 166
   d)身体的特徴の把握 167
  2.運動療法の目的を考える 168
   a)急性効果 168
   b)慢性効果 168
  3.運動指導で注意すべきこと 169
   a)ウォームアップとクールダウンの注意点 169
   b)運動強度の設定 169
   c)運動時間帯の設定 169
   d)運動中の自覚症状 169
   e)レジスタンストレーニング 169
   f)シックデイに注意 169
   g)足部のケア 170

4 運動負荷心エコー〈村上 淳〉
 A.虚血性心疾患の負荷心エコー検査 171
  1.運動負荷心エコー法 172
  2.薬剤負荷心エコー法 172
  3.その他の心エコー法 172
 B.僧帽弁閉鎖不全(機能的)の負荷心エコー検査 173
 C.拡張機能障害の負荷心エコー検査 176

索引 181

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