概要
●四診による病態を鑑別し,弁証を行うために欠かせない診断理論を懇切にわかりやすく解説した初学者のための中医学診断書!
中医学の初歩を学ぶために必要な知識を,懇切な図表を収載して解説した入門書.とりわけ膨疹,聞診,問診,切診の四診による病態を鑑別し,弁証を行うために欠かせない診断理論を懇切にわかりやすく解説している.鍼灸医学を学ぶ学生の東洋医学概論の副読本としても好適.
目次
序文
凡例
第1部 基礎概論
A.体の情報を知る診断方法
B.東洋医学とは生活方法
C.体表面より体内をみる東洋医学
D.「治病求本」のための診断学
E.「四診合参」は診断学の基本
F.内的な変化は外的なものとして現れる
G.外部との連絡通路である「五識」
H.「急則治標,緩則治本」という考え方
I.「異病同治,同病異治」という考え方
J.症候,体質,病態より割り出す鍼灸・漢方治療の指針
K.五蔵・五色
第2部 診断学各論
中医診断学の基本
1.中医診断学の基本原則・基本原理
2.診断の種類
3.東洋医学的診断のために必要な基本知識
1)陰陽・虚実・中庸 2)舌と脈所見の符号一覧表 3)舌診の主たる基本診察点
1.望診/舌診
望診
1.望診法の手順
2.望神(神気を診る)
3.望色(色の変化を診る)
4.形体を診る
5.姿勢を診る
舌診
1.舌と口唇の望診
2.蔵府と舌の関係
3.舌の観察手順
I.舌色
虚・寒証/淡白色 熱証/紅色 熱証/絳色 熱証/紅絳湿潤舌 熱証/紅絳乾燥舌 熱証/紅絳光瑩舌 熱・寒証/紫色 お血/青色
II.舌形
気虚/胖大 気虚/歯痕 陰虚/痩薄 気虚/裂紋 熱邪/芒刺 陰虚・陽虚/光滑
III.舌態
熱証/硬強 熱証・気血両虚/痿軟 熱極・陰虚・陽虚・酒毒/顫動 陰虚・陽虚/短縮 熱証/吐弄 風証/歪斜 痰火・気血両虚/舌縦 風・痰証/舌麻痺
IV.舌苔
1.苔質
虚証/厚薄 熱証・寒証/潤燥 湿濁・陽熱/腐膩 痰湿・胃気/偏全 痰濁・陰虚/剥落 気虚/消長 胃気存亡/真仮
2.苔色
寒証/白苔類 熱証/黄苔類 陽虚・熱極/黒苔(灰苔)類
2.聞診
I.聞診の基本
1.五音
2.五声
II.聞診の実際
1.音声(発声)
2.言語(発語)
3.呼吸
1)呼気と吸気が示すもの 2)げっぷ・しゃっくりなど
4.咳嗽
5.気味
3.問診
I.問診事項の基本
II.問診の実際
1.寒と熱を問う
1)全身の寒熱 2)発熱の時間・程度によっての分類
2.発汗を問う
3.頭身の痛みを問う
4.胸脇腹の痛みを問う
5.耳目を問う
6.睡眠を問う
7.飲食と味覚を問う
8.口渇を問う
9.大小便を問う
10.月経を問う
4.切診I/腹診
腹部診病法(腹診)
I.腹診の基本
1.腹診時の具体的な操作方法について
2.腹診により得られる情報について
II.腹診の実際
胸脇苦満 脇下痞こう・肋(脇)下硬満 心下痞 心下痞満 心下痞こう 心下軟(濡) 心下支結 心下急 虚里の動(心悸) 心下悸 臍下悸 心下痛 大腹痛 腹満 少腹拘急(弦急) 少腹急結 少腹満・少腹硬(こう)満 腹皮拘急(裏急) 少腹不仁 結胸
4.切診II/脈診
脈診
I.脈診の基本
1.脈と症状を結合させて考える
2.脈診の部位と蔵府の配当
1)脈診の基本的分類 2)脈診で何をみるか 3)祖脈
3.脈診を行う際の指の力と姿勢について
4.脈状診が表している体内のシグナル
II.脈診の実際
浮 沈 遅 数 滑 こう 渋 虚 実 長 短 洪 微 緊 緩 弦 革 牢 濡・軟 弱 散 細 伏 動 促 結 代 疾 大
参考・引用文献一覧
付.ピラミッド崩し弁証法
索引
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