概要
その詩業は、まだまだ光芒を放つ
金子光晴は、時代背景と密接に絡み合いながら、〈反戦・抵抗〉の詩人、ある時は自由な個人主義者として、またニヒリズム・エロチシズムを鍵にして、近年では〈家族愛〉の詩人としてと、様々に読まれてきたが、本書は立ち止まり、その文学的営為を改めて整理・点検する。目指すところは、普遍性と今日性のなかに金子の思想と詩境を再生させることである。
目次
はじめに
凡例
Ⅰ部
第1章 『こがね蟲』から『鮫』へ
第2章 〈連合〉への夢
第3章 『エムデン最期の日』を読む
第4章 「鮫」から『マライの健ちゃん』へ
第5章 『鬼の児の唄』にみる「亡鬼」の叫び
Ⅱ部
第6章 『人間の悲劇』の構想から成立へ
第7章 『人間の悲劇』における世界観と積極的ニヒリズム
第8章 『IL』における〈老年の生〉
第9章 未刊詩集『泥の本』における〈戦争〉と〈生〉
第10章 「国民詩人」としての金子光晴
Ⅲ部
第11章 〈鱗翅目〉の詩学
第12章 〈骨〉の詩学
第13章 〈腐臭〉〈腐爛〉への偏執
金子光晴の研究動向
金子光晴略年譜
・初出一覧
・あとがき
・索引[人名・書名/金子光晴作品名]
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