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種子の科学とバイオテクノロジー

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著者/訳者名

種子生理生化学研究会 編
原田久也 監修

出版社 学会出版センター
発行年月日 2009年03月31日
ISBNコード 9784762230592
定価 ¥9,900(税込)

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概要

種子は植物が種を維持・発展させるために必須の存在であり,人類にとっては食糧や飼料として欠かすことができないものである.最近では工業素材の原料やエネルギー源,健康維持や医薬用生産としても利用されることが増えてきた.前著「種子のバイオサイエンス」発刊から10年,この分野の研究・技術の発展は目覚ましく,特に植物分子生物学やゲノム科学の成果を背景に,種子にかかわる種々の生命現象の理解が深まり,種子成分と栄養性,加工適正,健康機能性との関連についても膨大な情報が蓄積してきた.また生体成分の機器解析技術も著しい進展を見せている.近年は健康機能性に着目した品種開発の要望が強く,世界的に見ると実用的な遺伝子組換え作物の開発も注目されている.このような背景に応えて,本書では,前著を全面的に改訂し,この分野の最前線の動きを平易にレビューすることとした.

目次

1章 種子の形成
1-1.概論
1-2.種子の構造
1-3.花の形成
1-4.受粉と受精
1-5.胚発生

2章 種子の生理
2-1.概論
2-2.受精の生理
2-3.胚形成の生理?オーキシンの役割
2-4.種子貯蔵物質の生理
2-5.休眠の生理
2-6.発芽の生理

3章 種子成分の生合成と生化学
3-1.概論
3-2.種子タンパク質の生合成・蓄積
3-3.種子タンパク質の分解
3-4.種子のアミノ酸代謝
3-5.種子デンプンの生合成
3-6.種子デンプンの分解
3-7.種子脂質の生合成
3-8.種子脂質の分解
3-9.種子の細胞壁の合成と分解
3-10.種子の二次代謝

4章 種子における遺伝子発現
4-1.概論
4-2.ダイズ登熟初期に発現する防御タンパク質遺伝子群
4-3.種子貯蔵タンパク質遺伝子の制御ネットワーク
4-4.種子における転写後発現抑制による遺伝子発現制御
4-5.クロマチン構造を介した種子貯蔵タンパク質遺伝子の発現制御
4-6.種子形成・発芽過程におけるヒストン修飾による遺伝子発現調節

5章 種子成分の分子育種
5-1.概論
5-2.カフェイン生合成系の制御
5-3.スギ花粉症緩和組換え米の開発
5-4.高濃度鉄分含有米の創製
5-5.高トリプトファン含有イネ
5-6.脂質代謝制御(ダイズ)
5-7.種子成分と貯蔵害虫抵抗性

6章 種子の機能ゲノム科学
6-1.概論
6-2.作物の種子のプロテオーム解析
6-3.コムギ種子貯蔵タンパク質遺伝子のトランスクリプトーム解析
6-4.オミクス統合解析による遺伝子機能同定
6-5.マップベースクローニングによる種子形質遺伝子の解析

7章 種子の遺伝的改良
7-1.概論
7-2.イネ
7-3.ダイズ
7-4.コムギ
7-5.その他

8章 種子成分と食品機能性
8-1.生理的機能性
8-2.物理的機能性

9章 種子の加工・利用
9-1.コメ・トウモロコシ類
9-2.ムギ類
9-3.マメ類

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