概要
もっぱら刑事罰の対象とされてきた薬物問題について、刑法学の立場から問題の本質を指摘し、あるべき施策を提唱する。龍谷大学矯正・保護研究センター叢書。
目次
第1章 薬物問題へのアプローチとしての処罰段階の早期化とリスク
第1節 プロローグ
第2節 処罰段階の早期化
第3節 諸説の検討
第4節 刑事規制の対象としての薬物使用と依存
第5節 薬物事犯解決の対策手法としての抑止政策と容認政策
第6節 少量事犯に対する対応
第7節 薬物事犯の非刑罰化
第2章 麻薬刑法の展開――抑止政策と容認政策の交錯とその法理論的解釈
第1節 問題の所在
第2節 ソフト・ドラッグに対するドイツの動向
第3節 少量の薬物の入手・所持行為の取扱いの動向
第4節 麻薬刑法の理論的正当化とその限界
第3章 少量の禁止薬物の自己使用に対する可罰性
第1節 問題の所在
第2節 ドイツにおける「少量」の取扱い
第3節 日本における「少量」の取扱い
第4節 ドイツ麻薬剤法31条aに関するドイツ各州のガイドライン
第4章 麻薬刑法と刑法における法益論
第1節 問題提起
第2節 ハッセマーの人格的法益論の展開
第3節 人格的法益論による非犯罪化の可能性
第4節 外在的制約原理としての補充性原則
第5節 薬物事犯の非犯罪化と法益論
第5章 刑罰論から見た禁止薬物の自己使用処罰の正当化根拠
第1節 問題提起
第2節 応報による刑罰の正当化の問題
第3節 薬物使用の予防のための刑罰の可能性と限界
第4節 非刑罰化による特別予防
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