家庭内殺人、薬物依存、自殺…。大人たちはなぜ子どもを追いつめてしまったのか。子どものために献身している鎌田・水谷氏の魂の往復書簡。

１　プロローグ：チルドレン・クライシス――教育と医療から

２　好感日記（往復書簡）

第１回：イラクの難民キャンプで、若者たちは目を輝かせて勉強をしていました／鎌田
第２回：博多の夜の町で、若者たちは空ろな目で彷徨っていました／水谷
第３回：豊かだけど、若者が幸せを感じない国をつくってしまったのでしょうか／鎌田
第４回：戦後の日本の発展は、自己否定の歴史。大切なこころと文化を捨ててしまったようです／水谷
第５回：「雪とパイナップル」というヘンテコな題の絵本をたくさんの大人が読み始めました／鎌田
第６回：だいじょうぶ、だいじょうぶ、がんばらない、いいんだよ、私の口癖になりました／水谷
第７回：幸せは作るもの　うそです　幸せは待つもの／鎌田
第８回：人は、だれかを幸せにするために生きるんです／水谷
第９回：硫化水素による自殺の流行が早く止まることを願っています／鎌田
第10回：今、若者たちが、生きていることに苦しんでいます／水谷
第11回：中流崩壊／鎌田
第12回：子ども崩壊／水谷
第13回：人間の心の中には獣がいる／鎌田
第14回：私は、人のこころの中にある優しさ信じます／水谷
第15回：日本の若者達のすばらしさに感動しています／鎌田
第16回：一人の人間の優しさが、きっと世界を変えることができます／水谷
第17回：教育を大事にする、あたたかな社会をつくりたい／鎌田
第18回：寂しい哀しい夏休みを過ごす子どもたちに笑顔を／水谷
第19回：いじめはなぜ起きるのでしょう／鎌田
第20回：いじめている子も、実はいじめられているんです／水谷
第21回：モンスターペイシェント、モンスターペアレントが闊歩し医療・教育現場はへとへとです／鎌田
第22回：大人たちも、苦しんでいます。追いつめられています／水谷
第23回：中年のフリーターにもチャンスが与えられる国にしなくちゃ／鎌田
第24回：幸せとは、何でしょう。どこにあるのでしょう／水谷
第25回：いい加減がいい／鎌田
第26回：死、恐ろしいものです。でも、ことばは言霊、もっと恐ろしいものです／水谷
第27回：ゆっくりとした丁寧な美しい言葉を使うことが大事／鎌田
第28回：手当て、自分への人への一番の優しさ。今忘れられようとしています。哀しいです／水谷
第29回：体の手当てだけでなく、国の手当ても緊急に必要です／鎌田
第30回：この国から、人としての誇りが失われようとしています。哀しいです／水谷
第31回：国勢にも教育現場にも家庭のなかにも信頼と愛情と納得を／鎌田

３　対談：いのち・こども・あした

４　エピローグ：子ども・若者の生きる力を取り戻せ！