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学生と変える大学教育

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著者/訳者名

清水 亮・橋本 勝・松本美奈 編

出版社 ナカニシヤ出版
発行年月日 2009年02月11日
ISBNコード 9784779503214
定価 ¥3,520(税込)

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概要

全入時代を迎え,今,問われる大学の教育力
「大学における教育」とは何か? 教員の本音,学生・院生・職員の声,そして新聞記者からの視線も交えながら,大学教育の来し方,行く末を見据えつつ,「学生」の顔が見える教育現場の最前線から届いたさまざまな取組み,実践,そして大胆な発想転換のアイデアを余すところ無く一挙公開。
大学全入時代を切り開くために,大学の「理想」ではなく,大学の「現実」と向き合わなければならない人々に捧げる応援歌であるとともに高校と大学,大学と社会との現在の関係を考えるための必読書!

目次

第1部 FDの現状

1『大学の実力』から垣間見たFD

1 FDとの出会い  
2 FDは誰の“義務”か  
3 大学の実力  
4 FDは楽しめるか  

2 日本のFD
――意義と限界

1 FDの基本的考え方  
2 FDは有効に機能しているのか  
3 キーワードとしての学生  
4 地域との協働  
5 求められる創造的アイデア  
6 おわりに  

3 フィールドワークを通した教育改善と院生TAの活用

1 はじめに  
2 なぜフィールドワークに注目するのか  
3 フィールドワークを通した大学授業の実践  
4 フィールドワークの可能性  
5 フィールドワークと院生TAの活用

第2部 FDの再構築

4 FDを視野に入れた英語教育プログラムの構築・運用

1 はじめに  
2 立教大学経営学部国際経営学科の英語教育プログラム  
3 英語教育プログラムの構築と運用  
4 今後の展望について

5 ティーチングティップスの進化

1 はじめに  
2 『ティップス先生からの7つの提案』の開発  
3 『ティップス先生からの7つの提案』の内容と特徴  
4 『ティップス先生からの7つの提案』の活用と反響  
5 開発と実践から得られた示唆と課題  

6 学習動機づけのための全学必修教養科目
――学生相談から生まれた授業

1 はじめに  
2 「大学・社会生活論」と『きいつけまっし』  
3 なんでも相談室  
4 ランチョンセミナーと共同学習会  
5 おわりに  

7 インタビュー 学生と変える大学教育

1 学生参加型教育改善に関わる  
2 うまくいく二つの特徴?:公的な性格,サークル的な性格  
3 継続的な活動のために   
4 教育改善委員会の今後  
5 ヒントとアドバイス  

第3部 使えるFD

8 全入時代の学生に基礎英語力をつける

1 授業の様子  
2 授業実践の背景  
3 学生と学校英語教育のこれまで  
4 大学の問題は初等,中等教育と密接に関連している  

9 橋本メソッド
――150人ゼミ

1 「橋本」とは何か  
2 橋本メソッドの概要  
3 橋本メソッドの誕生の背景  
4 橋本メソッドのミソ?  
5 結びに代えて  

10 橋本メソッドの汎用性
――カリスマでなくても他大学でも使えるか

1 はじめに  
2 出会いは突然に  
3 アナログ方式としての橋本メソッド  
4 橋本メソッドの初めての導入  
5 橋本メソッド導入 第2フェーズ  
6 橋本メソッド導入 第3フェーズ  
7 橋本メソッドの汎用性  

11 学生とともに作る授業
――多人数双方向型授業への誘い

1 はじめに  
2 なぜ双方向型授業か 
3 多人数の双方向型授業を開発する――大阪市立大学での実践例  
4 多人数双方向型授業の進化をめざして――立命館大学での実践例  
5 双方向型授業への第一歩はコミュニケーションから  
6 おわりに  

12 「全員先生」方式

1 はじめに  
2 「全員先生」方式までの道のり  
3 「全員先生」方式の概要  
4 考えられる懸念  
5 実践の際の工夫  
6 「全員先生」方式のこれから  

13 クイズで授業を楽しもう

1 講義との決別まで  
2 クイズ形式の授業を始める  
3 クイズ授業のこつ  
4 クイズ形式の授業に欠点はないのか?  
5 これからのクイズ形式授業  
6 まとめ  

14 FDネットワークで授業改善・教育力向上

1 FDネットワークブームの背景  
2 FDネットワークのパイオニアとしての「地域ネットワークFD"樹氷”」の設立経緯  
3 「地域ネットワークFD“樹氷”」の設計  
4 「地域ネットワークFD“樹氷”」の活動  
5 “樹氷”から“つばさ”へ  
6 FDネットワークのこれから  

第4部 FDの今後

15 ICTによる教育改善の可能性と展望

1 はじめに  
2 授業を活性化するツール  
3 学生の授業時間外学習を支援するシステム  
4 技術的な問題以上のこと  
5 ICTと教育の行き着く先  
6 おわりに  

16 FDの南北問題
――FD vs. 組織・個人

1 はじめに  
2 FDは進んでいるか?  
3 組織的FDの光と影  
4 組織という魔物――推進力? 障害物?  
5 他大学のセンターを起動力に  

17 教員が学問の醍醐味を熱く語らないためのFD

1 教員は学問の醍醐味を熱く語るな  
2 大学大衆化に万歳二唱  
3 職能を開発しない金八先生さようなら  
4 〈深海魚〉と〈気球〉というFDの内なる二つの敵  
5 大学教育を新しくせよ  

18 FDを楽しむという発想

1 ノルマとしての授業観――大学教員の苦悩  
2 FDの矮小化と教員意識――FDを誤解していないか  
3 権利としての授業観――楽しまなきゃ損  
4 FDを楽しむために――3つの発想  
5 付論――二つの追加的提言  
6 まとめ  

むすびにかえて  

FDのために役に立つリンク集

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