概要
教育・産業・司法・医療など,さまざまな場面で起こる専門職と利用者との食い違い.なぜカウンセリングの〝聴く技術〟の応用が難しいのか.専門的な知識にもとづく判断をしつつ,利用者の思いに添った相談援助を行うには.法律相談を題材に,実践的に検討する.
目次
I 専門職としての相談援助活動の探究
1 専門職による相談への着目
2 本書の構成と採用する方法論
II 日常相談との比較からみた専門的相談の特徴
1 日常相談はどのように遂行されるか
2 法律相談はどのように遂行されるか
III 相互行為という観点からみた専門的相談の課題
5 相談者と弁護士の思いはいかにして食い違うか
6 法律相談の相互行為にはどのような機能が内在するか
IV 専門的相談の発展に向けた実践的検討
7 事例検討会という方法
8 事例検討会を通じてみえてきた実践的課題
V 今後の展望
9 相談援助活動の発展に向けて
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