麻疹が流行する国で新型インフルエンザは防げるのか
概要
先進国で唯一麻疹が流行しエイズが増え、結核が減らない国。
ワクチン行政が20年遅れている国。
感染症大国日本の“盲点”をさぐる。
目次
Chapter1 感染症大国 七つの盲点
1「いまここにある感染症」が見えていない
2風邪に抗生剤──医療のリスクが見えていない
3世界標準から二十年遅れのワクチン行政
4新型インフルエンザの対策は万全か
5真剣味が足りないエイズ対策
6薬は誰のものか
7感染症のプロが育たない
Chapter2 抗生剤と薬 四つの盲点
1耐性菌とのイタチごっこ
2ないないづくしの抗生剤
3まちがいだらけの使い方
4薬価と添付文書への疑問
Intermission 身近な感染症対策
Chapter3 不幸な共犯関係を終わらせよう
1予防医療が重要
2医療は朝令暮改でいい
3ノイズの多い情報に振り回されずに薬を選ぶ
4メディアと医療界の関係改善
5医者任せでは「負け組」になる
6医療の自由化を進める──シェアード・デシジョン・メイキング
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