概要
近年、能・文楽・歌舞伎といった日本の古典芸能・伝統文化にたいして、老若男女の関心が高まっている。
著者は現在の人気復興に貢献すべく、京都を拠点に、2001年から関西楽劇フェスティバル協議会事務局長として「上方ルネッサンス 楽劇の祭典」を開催し、また、2004年度から国際日本文化研究センターの「伝統文化芸術総合研究プロジェクト」を推進している。
本書は、約10年に及ぶこれらの伝統文化復興への取り組みをまとめたもので、日本文化の持つ普遍的な価値を再認識して世界に発信していくことで、「日本をもっと元気にしたい」「日本各地の地域おこしにもつなげたい」というメッセージを込めた、実践的「伝統文化」論・舞台芸術論。
目次
第1部 伝統文化とグローバリズム
1.伝統文化と現代社会とを切り離す二つの分断境界
2.伝統文化プロジェクトの四つの課題
3.モノづくりの世界における伝統と現代――京都ネオ西山文化フォーラム
4.ヒトづくり・クニづくりをめぐって――武士道の現代的意義
5.町づくり、景観問題――京都の景観問題に寄せて
6.創造的思考とは何か?――教育と評価法の根本的見直し
第2部「上方ルネッサンス 楽劇の祭典」の過去・現在・未来
1.「上方ルネッサンス 楽劇の祭典」の構想と構成
2.「上方ルネッサンス 楽劇の祭典」の活動実績
3.「復元 阿国歌舞伎」
4.「豊後掾 Bungonojo」
5.「楽劇の祭典」の将来構想
第3部
1.ヨーロッパ音楽界の動向と日本の楽劇の将来像
2.伝統文化とグローバリゼーション――多元的グローバリズムの試み
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