統合失調症の早期診断と早期介入
概要
臨床精神医学の領域では,近年,統合失調症のような精神病に対する早期発見・早期治療への関心が急速に高まっている.発症危険状態あるいは前駆期における非特異的な症候に着目し,確実かつ迅速に専門家の治療へとつなげていくことにより,良好な転帰が期待される.本書では,前駆期のみならず初回エピソード時における診断や介入方法を詳述し,教育分野などからの支援やアンチスティグマ活動などについてもふれた.
目次
・早期診断・早期介入の意義と課題
・病前からの諸問題
1.病前性格と認知・行動特性
2.疫学研究からみた問題
3.思春期のPLEs(psychotic-like experiences)
・前駆期における早期診断と早期介入
1.前駆期の周辺の問題―ひきこもりを中心に
2.前駆期における症候学的診断
3.前駆期における生物学的指標による診断
4.前駆期における非生物学的治療
5.前駆期における薬物療法
・初回エピソード統合失調症の早期診断と早期介入
1.精神病未治療期間(DUP)と初回エピソード統合失調症
2.未受診例への対処・受診への誘導
3.初回エピソード統合失調症の症状学
4.初回エピソード統合失調症の画像・神経生理
5.初回エピソード統合失調症の薬物療法
6.初回エピソード統合失調症の非薬物療法
7.初回エピソード統合失調症の再発予防
8.小児の統合失調症
9.遅発性統合失調症
・精神疾患の早期発見のためにあるべき支援・システム・アンチスティグマ活動
1.教育分野・学校保健
2.心理教育の視点から
3.各国のアンチスティグマ活動
4.メディア・報道のありかた
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