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精神看護学:情緒発達と看護の基本 第2版

精神看護学:情緒発達と看護の基本 第2版
著者/訳者名

北里大学看護学部教授 出口 禎子 編

出版社 メディカ出版
発行年月日 2009年01月01日
ISBNコード 9784840425315
定価 ¥3,300(税込)

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概要

精神保健に関わる問題を疾患の枠組みからだけでとらえずに、人間関係の視点に立って構成し直した精神看護学のテキスト基礎編。対象関係論を用い、患者理解だけでなく自己理解にも役立つ一冊。「現代社会とこころ」の章を追加するなど、現代により即した内容に改訂した。

目次

1 精神障害の基本的な考え方
 1.こころの健康とは
 2.障害のとらえ方
  1)これまでの精神障害者の処遇
  2)誰にも起こり得る精神障害
  3)精神看護学の視点から
  4)「精神障害者」としてとらえる
  5)人と集団
 3.社会の変化とメンタルヘルス
 4.精神障害のきっかけとプロセス
 5.対象理解の難しさ
  1)人のこころの理解
  2)精神障害者を「知る」
 6.精神障害とともに生きるということ
  1)社会の偏見,差別と長期入院
  2)地域で支える精神障害を目指して
  3)疾病と障害

2 人間のこころと行動
 1.人のこころのさまざまな理解
  1)こころを脳の構造から理解する
  2)こころをこころの働きから理解する
  3)こころをこころの構造に関する仮説から理解する
  4)こころをみる看護の視点
 2.こころと環境
  1)欲求
  2)心理的成熟
  3)ストレスとストレッサー
  4)適応と不適応
  5)不安とその対処法(コーピング)
  6)こころの防衛機制
  7)こころの危機
  8)回復ということ

3 人格の発達と情緒体験
 1.対象関係論の立場から
 2.対象との出会い
  1)情緒体験の始まり
  2)初めての挫折体験
  3)愛と憎しみ
 3.母子関係の発展
  1)皮膚をとおしての相互交流的コミュニケーション
  2)母親を「心の安全基地」として
  3)一人でいる能力
  4)感情を受けいれる母親

4 人生各期の発達課題―ライフサイクルと
   メンタルヘルス
 1.ライフサイクルとストレス
 2.ライフサイクル各期における特徴と危機
  1)乳幼児期(0~6歳頃まで)
  2)学童期(6~12歳頃まで)
  3)思春期(12~18歳頃まで)
  4)青年期(18~25歳頃まで)
  5)成人期(25~40歳頃まで)
  6)中年期(40~65歳頃まで)
  7)老年期(65歳以上)

5 現代社会とこころ
 1.現代社会の特徴
 2.現代社会とこころの問題
  1)自殺
  2)引きこもり
  3)不登校
  4)自傷行為
  5)生きる実感のもてなさ
  6)迷いの時代
  7)人とのつながりの希薄さ
 3.現代社会と親
  1)結婚
  2)子育て
  3)児童虐待
  4)親の問題
 4.現代社会と子ども
  1)愛着の形成
  2)制限の中の自由,価値観の提示
  3)思春期に向けての準備
  4)自立について

6 心身症
 1.アレキシサイミア
  1)身体症状としてみられる症状の例
 2.心身症と看護

7 家族とその支援
 1.家族とは何か
  1)家族の範囲
  2)家族の法律上の役割
  3)家族の変遷
 2.家族をみる視点
  1)ジェノグラム
  2)システムとしての家族
  3)家族療法とさまざまな家族モデル
  4)家族の機能評価
 3.家族の課題
  1)配偶者選択と配偶者間暴力
  2)子育てと児童虐待
  3)高齢者の介護と関連する問題
 4.精神疾患と家族
  1)精神疾患に罹患した患者とその家族の関係
  2)家族によくみられる状況
  3)家族の役割と家族の回復

8 精神医療と看護の歴史的変遷
 1.欧米の精神医療の歴史
  1)古代ギリシア・ローマ~中世
  2)近世から第二次世界大戦まで
  3)近代精神医学の確立とその発展
  4)現代 -欧米における精神医療の動向-
 2.日本の精神保健医療看護の歴史
  1)古代~中世(奈良~安土桃山時代)
  2)近世(江戸時代)
  3)近代(明治・大正・第二次世界大戦まで)
  4)現代(昭和・戦後~平成)
 3.精神医療の現状と問題点
  1)精神医療におけるWHOの勧告
  2)欧米における精神医療の変革と問題
  3)発展途上国の精神医療の現状
  4)日本の精神医療の現状と課題

9 精神医療をめぐる法律
 1.精神保健医療に関わる法制度の変遷
  1)精神医療の法的な始まり
  2)患者調査と精神病院法
  3)法律の整備と入院制度の乱用
  4)事件と精神衛生法改正
  5)新たな事件と精神保健法の成立
  6)精神保健法から精神保健福祉法への改正
  7)精神医療の現状と課題
  8)「障害者自立支援法」と地域生活支援サービス
 2.精神保健福祉法の基本的な考え方
  1)法律改正の背景
  2)精神保健指定医
 3.精神保健福祉法による入院形態
  1)自分の意思で自発的に入院するもの
  2)本人の意思によらないもの

10 精神症状と精神疾患
 1.精神疾患総論
  1)精神症状
  2)状態像
  3)精神疾患の診断と分類
  4)精神障害という言葉について
 2.精神作用物質による精神障害
  1)精神作用物質とは
  2)症状と診断
  3)主な精神作用物質による精神および行動の障害
 3.統合失調症
  1)臨床症状
  2)病因と有病率
  3)主な症状
  4)診断
  5)治療
  6)患者との接し方
  7)予後
 4.気分障害
  1)診断と症状
  2)うつ病性障害(うつ病エピソード・反復性うつ病)
  3)双極性障害(躁病エピソード・双極性感情障害)
 5.神経症性障害
  1)パニック障害・広場恐怖
  2)全般性不安障害
  3)恐怖性障害
  4)強迫性障害
  5)身体表現性障害
 6.心的外傷後ストレス障害(PTSD)
  1)臨床症状
  2)病因と有病率
  3)予防
  4)治療と接し方
 7.人格(パーソナリティ)障害
  1)人格障害の分類
  2)症状と治療
 8.認知障害
  1)認知症
  2)せん妄

11 医学的検査と心理検査
 1.医学的検査
  1)臨床検査と生物学的背景
  2)検査を知る
 2.心理検査
  1)心理アセスメント
  2)知能検査
  3)人格検査

12 治療の構造
 1.精神科における治療
  1)チームで行う精神科医療
 2.薬物療法
  1)抗精神病薬
  2)抗うつ薬
  3)抗不安薬
  4)睡眠薬
  5)服薬指導上の注意点
 3.精神療法
  1)精神療法に用いる用語
  2)個人精神療法
  3)集団精神療法
  4)精神分析療法
  5)行動療法
  6)認知行動療法
  7)芸術療法
  8)心理劇
  9)遊戯療法
  10)催眠療法
  11)森田療法
  12)内観療法
 4.社会療法
  1)社会療法とは
  2)社会療法の意味するもの
  3)具体的な方法
 5.電気けいれん療法
  1)電気けいれん療法とは
  2)適応と禁忌
  3)電気けいれん療法の方法
  4)電気けいれん療法における看護

13 嗜癖と依存
 1.依存のとらえ方
  1)嗜癖と依存
  2)アルコール依存症
 2.逸脱行動と「烙印」
 3.治療・看護の特徴
  1)治療・看護の過程
  2)家族への援助
  3)患者へのアプローチ
  4)看護師に求められる役割
 4.薬物依存症の看護

資料1.精神医療史
資料2.精神保健及び精神障害者福祉に関する
     法律(抄)

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