概要
本書は,落葉した樹木を著者の直筆スケッチで紹介した力作である。
樹木の分類では,生殖器官の花,そして,栄養器官の葉が同定の基準となっている。開花期や着葉期には,それらで十分である。けれども,北国では落葉樹が多く生育していて,しかも着葉期間と落葉期間の長さが変わらない。これまで,林業方面や森林植物,森林動物など,ほかの研究者の分野では,冬の樹木判別に,樹皮,樹形,枝ぶりが参考の基準とされてきた。しかし,これらの基準では,樹種を属の単位までしか判別できないケースが多い。しかも,同じ樹種についても,年齢,個体差,環境条件などによって,変化の範囲がいちじるしく多様となってしまい,豊かな経験,鋭い勘が必要となるから,初心者には判別が難しい。ところが,冬芽と一年生枝を基準にするならば,初心者であっても,多くのケースでは種の単位まで判別できる。屋外でも使用できるよう,ひと回りコンパクトにしたフィールド版も同時刊行。
●目次
目次
1.総論(用語解説)
1. 一年生枝
2. 冬芽の種類(1)
3. 冬芽の種類(2)
4. 冬芽のつき方
5.冬芽の形
6.芽鱗
7.髄
8.葉痕
9.とげ
10.枝のその他の付属物
11.開葉
2.各論
3.冬芽からみた落葉樹林の歴史
1.落葉広葉樹の出現
2.休眠芽の形態
3.低温への適応
4.乾燥への適応
検索図表
索 引
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