子どもを理解する
概要
子どもと向かい合うための知識と技術と心がけを詰め込んだ一冊!
本書は、日々成長・発達する子どもを理解するために必要な「身体」「こころ」「行動パターン」などから捉え、広く深い知識を得られる構成となっています。小児看護はもとより、教育や福祉の現場に関わるすべての人が「子どもの専門家」として必要な真の理解を得るために最適の一冊です。
目次
I 専門職として求められること
子どもと関わる人の倫理観/実践に必要な倫理的配慮とQOL/インフォームド・アセント(コンセント)のあり方/開業小児科医と臨床心理士の双方の立場から
II 子どもの発達理解
子どもの発達;小児をケアするにあたって/発達を促すケア/人格形成の視点から/発達障害とは
III 子どもと特別支援教育・療育
特別支援教育に必要な基礎知識(1) 特殊教育から特別支援教育へ(2)特別支援教育の実態と課題/評価とアセスメント/ICFと特別支援教育/教育と療育
IV 子どもの病気とこころ
難病をかかえた子どもの身体とこころ/急性期疾患を病んでいる児のこころ;手術目的で入院した子どもへの援助/慢性疾患を病んでいる児のこころ;療養意識の低下をどう向上させるか(キャリーオーバーを含めて)/難治性・進行性疾患を病んでいる児のこころ;喪失体験をどう克服するか(1)臨床心理士の立場から(2) 福祉(精神)の立場から(3)看護師の立場から;筋ジストロフィー患者の看護を通して
Ⅴ 子どもが陥りやすい「こころ」と「行動」
子どもの心身症/不安と恐怖/引きこもり/子どもと不適応行動/LDとADHD/自閉症とアスペルガー障害/子どもの外傷後ストレス障害(PTSD)/摂食障害/不登校とスクールカウンセリング/被虐待児症候群
VI 病気の子どもとカウンセリング;傾聴と共感的理解を求めて
子どもへのカウンセリング/家族へのカウンセリング/医療スタッフへのカウンセリング
VII 子どもと家族
親の役割と子どもへの想い/発達障害児親の会を立ち上げて/孫を介護するということ;祖父母の立場から
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