我々の社会は、様々な生物が共存することによって成り立っている。一種類が欠けても、生態系のバランスを崩し、地球全体に影響し、我々の生活まで脅かし始める。ところが近年、温暖化の影響や多国籍企業による種子の世界支配等によって、そのバランスがくずれ始めた。そのため、飢餓がおこり、それを巡る紛争が絶えない。本書は世界の実情とそれに対する動き、解決策をやさしく説く。

第一部　生物多様性条約とカルタヘナ議定書
第一章　生物多様性とは？
第二部　遺伝子組み換え生物と生物多様性
第一章　遺伝子組み換え作物はどのように生物多様性を破壊するか
第三部　生命特許とグリーンニューディール政策
第二章　オバマ政権誕生とバイオ燃料
おわりに　食と民主主義