概要
精選された内容でありながら現代有機化学の基礎はもれなく体系的に学べる構成で好評を博した定番教科書『有機化学(改訂版)』を全面改訂.
多数の図,curly arrowを駆使した有機電子論の懇切ていねいな解説や詳しい問題解答はそのままに,2008年の改訂では新章「有機合成化学」が加わるとともに,2色刷となって有機反応の機構がさらにわかりやすくなった.
有機化学の入門書としてきわめて信頼度の高い一冊である.
目次
1.有機化合物-分子レベルの視点
1.1 有機化合物
1.2 有機化合物の単離と精製
1.3 構造式
1.4 有機化合物の分類
問題
2.結合の方向性と分子の構造
2.1 原子の電子構造
2.2 共有結合
2.3 炭素原子のsp3混成軌道
2.4 sp2混成とsp混成:パイ結合
2.5 混成軌道の比較
2.6 立体配座
2.7 立体配置
問題
3.分子の中の電子のかたより
3.1 結合の極性
3.2 官能基の中の電子のかたより
3.3 誘起効果
3.4 メソメリー効果
3.5 共鳴
3.6 結合の開裂
3.7 分子間力
問題
4.アルカンとシクロアルカン
4.1 アルカン
4.2 アルカンの命名法
4.3 アルカンの反応
4.4 ラジカル反応
4.5 反応におけるエネルギー変化
4.6 シクロアルカン
4.7 シクロヘキサンの立体構造
4.8 環状化合物の立体異性問題
5.アルケンとアルキン
5.1 アルケン
5.2 アルケンの合成
5.3 アルケンの反応
5.4 共役ジエン
5.5 アルキン
5.6 アルキンの合成と反応
問題
6.鏡像異性
6.1 鏡像異性体
6.2 光学活性
6.3 立体配置の表示法
6.4 ジアステレオ異性体
6.5 不斉炭素原子をもたない鏡像異性体
6.6 光学分割と不斉合成
問題
7.アルカンのハロゲン置換体
7.1 炭化水素のハロゲン置換体
7.2 ハロゲン化アルキルの合成と反応
7.3 求核置換反応の機構
7.4 SN1反応の起こりやすさ
7.5 脱離反応
問題
8.アルコールとエーテル
8.1 アルコール
8.2 アルコールの合成
8.3 アルコールの反応
8.4 エーテル
8.5 エーテルの合成と反応
8.6 環状エーテル
問題
9.ベンゼンと芳香族炭化水素
9.1 ベンゼンの構造
9.2 芳香族性
9.3 芳香族炭化水素
9.4 芳香族求電子置換反応
9.5 求電子置換反応の配向性と活性化効果
9.6 シグマ錯体の安定性
問題
10.ベンゼン環に置換した官能基
10.1 フェノール
10.2 芳香族炭化水素のハロゲン置換体
10.3 アニリン
10.4 ジアゾニウム塩
問題
11.カルボニル化合物
11.1 カルボニル化合物の酸化と還元
11.2 アルデヒド
11.3 ケトン
11.4 求核付加反応
11.5 求核付加と脱離
11.6 ケト-エノールの平衡
11.7 エノールおよびエノラートイオンの反応
問題
12.カルボン酸とその誘導体
12.1 カルボン酸
12.2 カルボン酸の酸性
12.3 カルボン酸の合成と反応
12.4 エステル
12.5 カルボン酸の塩化物と無水物
12.6 カルボン酸アミドとニトリル
問題
13.アミンとニトロ化合物
13.1 アミン
13.2 アミンの塩基性
13.3 アミンの合成と反応
13.4 複素環式アミン
13.5 ニトロ化合物
問題
14.生体構成物質
14.1 糖類
14.2 単糖
14.3 二糖
14.4 多糖
14.5 脂質
14.6 テルペンとステロイド
14.7 アミノ酸
14.8 タンパク質
14.9 ポリペプチドの合成
問題
15.パイ共役化合物と分子軌道
15.1 パイ電子の分子軌道
15.2 HOMOとLUMO
15.3 電子スペクトル
15.4 有機化合物の色
15.5 カルボニル基の分子軌道
15.6 光化学反応
15.7 ペリ環状反応
問題
16.有機合成反応
16.1 逆合成
16.2 求電子的炭素
16.3 活性メチレン基の求核的炭素
16.4 1個の電子求引基に隣接する求核的炭素
16.5 塩基なしで生成する求核的炭素
16.6 有機金属化合物の求核的炭素
16.7 ヘテロ原子により安定化された求核的炭素
問題
問題解答
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