発明はいかに始まるか
概要
活版印刷術を発明したグーテンベルク、蒸気機関のワット。知らない人はいないくらいですが、実は彼らは、それらの発明のいわば代表なのです。当時もその前にも、失敗にくじけず挑戦し続けた無数の人たちがいました。発明は一人の天才から生まれるというよりは、膨大な人々の創造的営みの連鎖と、それを後押しする時代精神から生まれます。そして社会に、誰も予想できなかったインパクトを及ぼします。蒸気機関はあくなきスピードへの希求をもたらしました。印刷術は安価な本を大量に提供し、知識伝達のメディアとなって近代的「教育」を生み出しました。さて、日本人が一度に4人もノーベル賞を受賞しましたが、我々の時代精神は、何を生み出そうとしているのでしょうか?著者はヒューストン大学名誉教授。
目次
第1部 先取権と先行性(エッツィ、そして静かな幕開け
先取権という、仮借ない存在
私はライト兄弟よりも先に飛行機を作った)
第2部 蒸気とスピード(蒸気の発明—「生命と息あるものはすべて」
蒸気から蒸気機関へ
蒸気機関から熱力学へ
スピードの発明
発明の動機と指数関数的変化)
第3部 書くこと、見せること(グーテンベルクを発明する
グーテンベルクから新しい読み書きの世界—懐胎期、揺籃期、成熟期
現実を図解する方法の発明
高速印刷機、書物の価格低下、そして昔の読者たちの亡霊)
第4部 広い視野から眺めてみると(教育の発明—偉大なる平等主義者
発明の軌跡は弧を描く—その姿を現すまで)
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