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改訂新版 江戸幻想批判

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著者/訳者名

小谷野敦著

出版社 新曜社
発行年月日 2008年11月25日
ISBNコード 9784788511309
定価 ¥2,640(税込)

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概要

◆「江戸幻想」派に最後の鉄槌を下す!◆
江戸は明るかった? 江戸の性はおおらかだった? とんでもない! 江戸の性的自由とは、男による強姦とセクハラの自由であり、洗練された遊郭文化とは女性の人身売買の上に築かれた悲惨なものであった、と喝破して、「江戸ブーム」に強烈なパンチを見舞った旧著『江戸幻想批判』でしたが、敵もさるもの、「明るい江戸」幻想は衰えそうにありません。そのような状況に、やむにやまれず、男・小谷野が再び起ちました! その後に書かれたものを補い、論争相手である田中優子、川村湊、岸田秀の諸氏との対談・往復書簡なども収録した、大改訂版(3分の2を差し替え)をお届けします。紙上バトルを通してより議論がクリアになり、この問題の重大さが納得されることでしょう。

目次

序説 「江戸幻想」とは何か
第一部 「江戸幻想」の諸相
近世文化に関する覚書――「江戸幻想」の広まり
江戸幻想の原点――佐伯順子の仕事
「江戸幻想派」集結? ――「春本座談会」を読む
相対主義について
私的徳川時代論
第二部 『江戸幻想批判』その後
娼婦がなぜ恋の対象になったか
「聖なる遊女論」の来歴
文学と性
反・色道文化論
近松神話の形成序説
「江戸幻想批判」ふたたび
――田中優子『江戸の恋』

近世とはどういう世界か(対談・川村湊)江戸文化論を語る
「江戸の性愛」幻想を斬る(往復書簡・岸田秀)

求む、後継者

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