概要
フィールドワークに憧れて現場に飛び込んだものの、実体験と理論のギャップに立ちすくむ…。そんな状況を打ち破るため次の一歩として本書では「国際協力」という可能性を提示する。先駆者たちによるフィールドワーク論。
目次
目 次
はじめに 荒木徹也
第I部 フィールドワークへのいざない――国際協力の理想と現実を知る
第1章 フィールドワークの現実――国際協力の現場体験と専門性
コラム1 NGOのススメ【NGO】
第2章 はじめてのフィールドワーク――海外スタディツアー
コラム2 萌芽を育てるフィールドワーク【国際機関】
第II部 フィールドワークからの示唆-国際協力の研究と実践をつなぐ
第3章 農業水利からみた地域社会――インドネシアおよびメコン河調査の経験から
第4章 ランドスケープエコロジーと地域資源管理―インドネシア西ジャワ農村における生物資源循環
コラム3 開発援助におけるフェアトレードの可能性【開発コンサルタント】
第5章 人文地理学から農村開発支援へ―インドネシア・西ジャワ州での農村調査経験から
第6章 人類生態学から国際保健支援へ――副題(インドネシア・西ジャワ州)
コラム4 現場のプロをめざして【開発コンサルタント】
第7章 地域研究から政策支援へ――タイ/ラオスでの事例研究の経験から
コラム5 旅行者から出発した【シンクタンク】
第8章 研究は実践に役立つか?――ブルキナファソでの青年海外協力隊の経験から
コラム6 ガーナでよさこい踊り【民間大使】
第9章 国際協力におけるNGOと研究者の役割――タイでのNGO活動を中心に
コラム7 より多様性のある社会の構築にむけて【JICA】
第10章 地域社会の多様な豊かさと国際協力――ソロモン諸島での脱糞と魚販売の失敗から
コラム8 フィールドワークという「実践」【NGO】
第11章 カンボジアでの政府開発援助による国際協力から学生の国際協力交流まで
コラム9 植林事業者としての気づき【民間企業】
第III部 フィールドワークの向こうに―私たちが夢見る世界
第12章 ただ一人の人間として、あるがままに――偏愛と博愛の両立をめざして
第13章 私的な経験の昇華――過去から未来へ
あとがき
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