概要
独占禁止法における経済分析の重要性が広く認識されつつある現状を鑑み,経済的インパクトの大きな事件を素材に,各々の審判決の妥当性とそれが日本の競争政策に及ぼす影響を分かりやすく解説する.すべての事例分析につきエコノミストと法学者・実務家が共同した,公正取引委員会・競争政策研究センターの成果.
目次
序章 独禁法審判決の法と経済学――意義と課題(岡田羊祐・林 秀弥)
第1章 入札談合と基本合意――福岡市造園事件(萩原浩太・西脇雅人・加藤雅俊)
第2章 認可運賃制下のカルテル――大阪バス協会事件(堀江明子・萩原浩太・下津秀幸)
第3章 企業結合規制における問題解決措置――JAL・JAS統合事件―(小田切宏之・林 秀弥)
第4章 不当廉売と競争者の費用引上げ――ヤマト運輸対日本郵政公社事件(岡田羊祐・越知保見・伊永大輔)
第5章 価格差別の公正競争阻害性――トーカイ・日本瓦斯事件(岡田羊祐・林 秀弥)
第6章 取引拒絶の違法性――資生堂事件と花王事件(小田切宏之・佐久間正哉)
第7章 垂直的販売地域の制限――三光丸事件(柏木裕介・後藤 晃)
第8章 ゲームソフトにおける再販売価格の拘束
――ソニー・コンピュータエンタテインメント事件(池田 毅・砂田 充)
第9章 取引妨害と抱き合わせ――東芝エレベータ事件(木村友二・宇野貴士)
第10章 リベートと私的独占――インテル事件(玉田康成・垣内晋治)
第11章 マージン・スクイーズによる私的独占――NTT東日本事件(伊永大輔・岡村薫)
第12章 パテンコプールによる私的独占――ぱちんこ機/パチスロ機事件(大西宏一郎・伊藤隆史)
第13章 優越的地位の濫用――三井住友銀行事件とドン・キホーテ事件(岡室博之・林秀弥)
終章 独禁法の課題と今後の展望(岡田羊祐・林 秀弥)
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