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秋田蘭画の近代

秋田蘭画の近代
著者/訳者名

今橋 理子

出版社 東京大学出版会
発行年月日 2009年04月11日
ISBNコード 9784130802123
定価 ¥7,150(税込)

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概要

江戸時代,日本在来の画材を使って,初めて洋画を描こうとした秋田蘭画派・小田野直武.平賀源内に洋画法を学び,『解体新書』の挿図を担当した画家は,いったい誰のために,何を意図してこの画を描いたのか――.静寂な風景画に見える一枚のなかに,中国美人画の文学的言説から,同時代の江戸風俗,鑑賞の遊びまでを見いだし,近代を先取り,近代でこそ再発見された絵画思考を甦らせる. 秋田蘭画全文献および美術館ガイドを所収.

目次

序 章 「不忍池図」が語るもの 
第I部 「不忍池図」が無かった時代
第1章 日本近代美術史上の秋田蘭画――平福百穂『日本洋画曙光』再考
第II部 トポスと象徴――「不忍池図」とは何か
第2章 トポスとしての不忍池
第3章 池の畔にたたずむ美人
第III部 視覚の仕掛け――「円窓」試論
第4章 円窓の内
第5章 框窓と借景――文人たちの窓
終 章 知られざる前衛志向
秋田蘭画全文献/秋田蘭画収蔵先ガイド など

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