新たな「筆跡」学の情築にむけて。子文書学上からの伝来・様式・形態・機能・料紙などを、併せ検討する総合的な筆跡論を考える。

序言／湯山賢一

総論
筆跡論への視角／湯山賢一

各論
大江広元とその筆跡／林　　譲
文化財調査における筆跡／池田　寿
「信長記」の筆跡論／杉崎友美
消息と聖教の筆跡論―主に親鸞・蓮如の筆跡を通して―／永村　眞
東寺観智院・藤井永観文庫所蔵「東寺長者補任」について―寺院文書の集積と供僧―／宮﨑　肇
『醍醐寺史料』にみる寺院史料と筆跡／藤井雅子

討論　
筆跡論の現状と課題／池田寿・杉崎友美・永村眞・林譲・湯山賢一

編集後記
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