ISO9001 内部品質監査の実務知識早わかり(改訂4版)
概要
本書は、改訂された新規格ISO9001-2008に基づく“内部品質監査”の考え方と具体例を詳しく絵とき解説した入門書です.ISO9001に対応するJISの用語や定義に忠実に表現を改め,改訂4版としました.基礎から計画、評価実務まで事例を多く取り入れており、内部品質監査を学習しようとするすべての人向けの基礎指導書であり、内部品質監査員のサブテキストとしても役立ちます。
目次
(イラスト)絵でみる内部品質監査の監査サイクル
第1章 品質マネジメントシステムの基礎知識
1.“品質”とはどういうものか
2.品質管理とはどのような活動か
3.品質マネジメントシステムとはどういうものか
4.品質マネジメントシステムはどう確立するか
5.品質マニュアルはどう作成するか
6.品質計画書はどう作成するか
7.品質改善はどう行うか
8.ISO9000ファミリー規格とは
第2章 まず,品質監査から学ぼう
1.品質監査とはどういうものか
2.品質監査の目的とは
3.品質監査の種類とは
4.品質監査の方法とは
5.品質マネジメントシステム監査・プロセス品質監査・製品品質監査・サービス品質監査
6.要求項目別監査・部門別監査
7.全体監査・部分監査
8.追跡形監査
9.文書監査・現場監査
10.定期監査・臨時監査
11.予告監査・抜打監査
第3章 内部品質監査の基本を習得しよう
1.内部品質監査とはどういうものか
2.内部品質監査の役割
3.内部品質監査とISO9001要求事項
4.内部品質監査と外部品質監査の違い
5.内部品質監査の目的
6.内部品質監査の基準
7.内部品質監査の範囲
8.被監査者の内部品質監査への対処の仕方
9.監査員に要求される個人的特質
10.内部品質監査員の資格認定
11.認証機関の審査員資格基準
12.品質マネジメントシステムとマネジメントレビュー
13.マネジメントレビューと内部品質監査の違い
14.内部品質監査結果の報告
15.内部品質監査の監査プログラム
第4章 内部品質監査の導入準備はこうする
1.内部品質監査の準備段階の手順
2.内部品質監査導入の決意表明
3.内部品質監査規定の作成
4.内部品質監査員の教育計画の立案
5.内部品質監査員への教育の実施
6.内部品質監査の年度計画の種類
7.内部品質監査の頻度の決め方
8.内部品質監査規定のための作業文書
9.チェックリスト作成の仕方
10.内部品質監査準備段階で被監査者がすべきこと
第5章 内部品質監査の実施計画を立てる
1.内部品質監査の計画段階の手順
2.監査チームリーダーと監査計画
3.過去を監査結果を監査計画に反映させる
4.内部品質監査の構成
5.内部品質監査の監査依頼者の役割
6.監査計画段階における被監査者の役割
7.内部品質監査実施通知の出し方
8.監査員によるチーム編成
9.監査チームリーダーの責任と権限
10.監査チームメンバーの責任
11.監査チームへの監査作業の割当て
12.品質文書レビューの実施
13.認証機関への受審事前準備
第6章 内部品質監査は初回会議から始める
1.内部品質監査の実施段階の手順
2.初回会議はどのような目的で行うか
3.初回会議の開催の仕方
4.初回会議の議事のすすめ方
5.認証機関の初回会議はどう行われるか
第7章 内部品質監査成功のカギは“監査証拠の収集”にある
1.内部品質監査の監査証拠収集の手順
2.監査証拠収集実施の基本
3.監査員が監査の主導権をもつには
4.監査員の証拠収集の態度
5.証拠収集のための検証のしかた
6.被監査者の文書監査の準備
7.文書監査はどのように行うか
8.現場監査はどのように行うか
9.証拠収集の検証とサンプリング方式
10.監査チェックリストの使い方
11.監査員はなぜ質問,資料提示を求めるか
12.監査員の面談テクニック
13.質問を構成する三つの要素
14.事実確認のための質問の手順
15.質問は5W1Hで行うとよい
16.監査員の質問テクニック
17.サンプリングによる質問の仕方
18.質問に対する被監査者の回答の仕方
19.“監査メモ”はどのようにとるか
20.不適合を検出したらどうしたらよいか
第8章 監査所見を作成する
1.内部品質監査の監査所見作成の手順
2.不適合とはどういうことか
3.どの段階で不適合は検出されるか
4.不適合と判断するポイント
5.不適合の評価の仕方
6.不適合評価のためのチームミーティング
第9章 内部品質監査における不適合事例
1.文書管理,記録の管理などの不適合事例
2.人的資源,製品実現などの不適合事例
3.製造・サービス提供の管理などの不適合事例
4.製品の保存,顧客満足などの不適合事例
5.内部監査,是正処理などの不適合事例
第10章 最終会議で監査所見・監査結論を報告する
1.最終会議はどのような目的で行うか
2.最終会議の開催の仕方
3.監査所見の提示の仕方
4.最終会議の議事のすすめ方
5.認証機関の最終会議はどう行われるか
第11章 内部品質監査報告書はこのように書く
1.内部品質監査報告書とはどういうものか
2.内部品質監査の実施の記録とは何か
3.内部品質監査報告書の記載項目
4.内部品質監査報告書の書式
第12章 不適合は是正処置をとる
1.是正処置とはどういうことか
2.予防処置とはどういうことか
3.内部品質監査における是正処置の仕方
4.是正処置を要求する不適合の決め方
5.是正処置の手順
6.是正処置実施の責任は被監査者にある
7.監査員の是正処置に対する考え方
8.是正処置案はどのように評価するか
9.監査のフォローアップとは
10.品質サーベイランスとは
第13章 内部品質監査のケーススタディ
1.監査技法習得のためのケーススタディ
2.設計課の監査事例
3.受入検査課の監査事例
4.製造課の監査事例
5.品質保証課の監査事例
6.測定器校正室の監査事例
7.倉庫課の監査事例
8.設計課ケーススタディの解説
9.受入検査課ケーススタディの解説
10.製造課ケーススタディの解説
11.品質保証課ケーススタディの解説
12.測定器校正室ケーススタディの解説
13.倉庫課ケーススタディの解説
14.ケーススタディに用いる監査メモ
第14章 内部品質監査の役割演習
1.内部品質監査の役割演習の目的
2.役割演習・初回会議の持ち方
3.役割演習・証拠収集(面談)の仕方
4.役割演習・最終会議の持ち方
5.監査スケジュールの立て方
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