概要
臨海実験所水族館。明治期の三崎に成立し、大正期の浅虫において確立、昭和期に入り瀬戸、厚岸、下田、向島、新舞子、天草など、全国的な展開を見せた大学附属の博物館である。本書では、これらの施設がどのような建築であったのか、また、その背後にはいかなる公開思想が存在したのかを、諸外国の事例も踏まえ、多面的かつ包括的に論じている。近代建築史、大学史のみならず開かれた大学、地域連携など、日本の大学が直面している今日的課題にも示唆を与えてくれる好著である。
目次
序
1. 問題の所在
2. 臨海実験所水族館の発祥
第1章 大学附属臨海実験所水族館の成立
第1節 帝国大学臨海実験所
第2節 東京帝国大学理科大学附属臨海実験所
第3節 東京帝国大学理科大学附属臨海実験所水族飼養室及び標品陳列室
第4節 諸外国の臨海実験所水族館
小結
第2章 大学附属臨海実験所水族館の確立
第1節 京都帝国大学理学部瀬戸臨海実験所水槽室
第2節 東北帝国大学理学部附属臨海実験所水族館
第3節 九州帝国大学附属天草臨海実験所
第4節 北海道帝国大学理学部附属臨海実験所水族室、標本室
第5節 東京帝国大学理学部附属臨海実験所水族室、標本室
小結
第3章 大学附属臨海実験所水族館の展開
第1節 東京文理科大学附属臨海実験所水族館
第2節 広島文理科大学附属臨海実験所水槽室
第3節 京都帝国大学理学部瀬戸臨海研究所水族館
第4節 東京帝国大学農学部附属水産実験所水族館
第5節 九州帝国大学附属天草臨海実験所水族室
小結
結
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