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家族・都市・村落生活の近現代

家族・都市・村落生活の近現代
著者/訳者名

平野 敏政 編

出版社 慶応義塾大学出版会
発行年月日 2009年04月16日
ISBNコード 9784766416015
定価 ¥3,080(税込)

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概要

「生活」の視点から見る日本の近現代。
▼近現代の日本社会における家族・都市・村落それぞれの「生活」に着目し、気鋭の若手研究者がそれぞれの専門領域における現実的な社会学的課題について論を展開する。

目次

はじめに 平野敏政

第Ⅰ部 家族
 第1章 核家族化再考――3世代世帯選択率について   平野敏政
 1 はじめに
 2 戦後の家族変動の認識
 3 構造変動としての家族変動愛  
 4 核家族化(1)――定常的要件
 5 核家族化(2)――定位的要件
 6 3世代世帯選択率と核家族化

第2章 家と近代家族の家父長制   平野敏政
 1 核家族化と家規範
 2 家父長制家族論争
 3 フェミニズムの家父長制概念
 4 M. ウェーバーの家父長制
 5 家父長制批判の2側面
 6 家の民族的性格
 7 有賀における家の特質
 8 生活組織と全体的相互給付関係

第3章 国際結婚と家族・都市・村落生活   嘉本伊都子
    ――日本型モダニティへの希求
 1 はじめに
 2 セクシュアリティの管理と「国際結婚」の誕生
 3 大日本帝国におけるモダニティの希求
 4 グローバル時代のモダニティの希求
 5 おわりに

第Ⅱ部 都市
 第4章 ネットコミュニティの影響力   金森剛
 1 はじめに
 2 ネットコミュニティの特徴
 3 ネットコミュニティのブランド態度形成のメカニズム
 4 結論 

第5章 消費社会の子どもたちが生み出す教育の困難性   千葉聡子
    ――子どもたちの発する問いに答えることは何をもたらしているのか
 1 消費社会の子ども――「なぜ勉強するのか」と問う子どもたちの出現
 2 モデルを用いての行動と理解
 3 時間を必要とする学習――理由を問うことでは得られないもの
 4 役割システムとしての家族の弱さ――小さな家族の限界
 5 答えないことの意義――消費社会の教育に求められること
 
第Ⅲ部 村落
 第6章 宗門改帳が語る江戸時代の農民世帯   岡田あおい
     ――陸奥国安達郡南杉田村の事例を用いて
 1 はじめに
 2 村の位置と史料
 3 人口と世帯
 4 世帯の増減とその特徴
 5 引越し世帯の特徴
 6 世帯の継続期間と終了理由
 7 結びにかえて

第7章 農村における農家女性活動の継承はいかにして可能か   吉野英岐
    ――家の継承を支える家産に関する考察
 1 女性のグループ活動の継承と家
 2 農村女性の地位の向上
 3 農村女性起業
 4 家産意識とジェンダー
 5 家産意識はなぜ強固なのか
 6 おわりに――農業のもつ特性と持続性への希求

第8章 農村社会を規定する「多様性」の政治   原山浩介
    ――「地域活性化」をめぐる議論を念頭に置いて
 1 はじめに
 2 変化の前兆
 3 「地域活性化」という構造変容――多様化への道のり
 4 まとめにかえて

 索引

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