いじめ問題に取り組む弁護士による「いじめ予防授業」を本書上で展開。
また、いじめに立ち向かうための実践編として、「子どもたちにできること」「親にできること」 「学校にできること」についてわかりやすく具体的にアドバイスします。
巻末資料として、都道府県別弁護士会いじめ相談窓口一覧つき。

いじめを受けている人へ
はじめに
　第1章●わたしのはなし
　捨てられる？
　オシッコ
　弟
　発作
　弁護士になったワケ
　「司法試験を受けてみたら？」
　勉強と子育てと
　忘れられない事件

第2章●弁護士のいじめ予防授業
　いじめの「予防接種」
　「いじめられる側も悪い？」をテーマに
　実際の授業風景
　どうしていじめはいけないか
　いじめ自殺　死を「選ばされる」子どもたち
　コップの水
　いじめる側の心の中は？
　　・Ａ君の手
　　・二十二年目の謝罪
　　・いじめる側の心の傷
　ドラえもんのいない世界で
　いじめをやめさせる勇気
　授業を終えて

第３章●いじめに立ち向かう 実践編─みんなにできること
　いじめの境界線
　そもそもいじめとは?
　いじりといじめ
　あだ名といじめ
　呼び名といじめ
相手を無条件に受け容れることの大切さ
自分がいじめにあったら
まわりでいじめが起こったら

第４章●いじめに立ち向かう 実践編─親にできること
親としての対処法
　自分の子からいじめられていることを告白されたら
　冷静に聞く
　質問攻めにしない
　親が交渉すべきか
実際の交渉は、誰と行うべきか
　話し合いの準備
　学校との話し合いで気をつけること
　実際の話し合いの場では、何をするのか
　いじめ解決には時間がかかる
　不登校の場合の対処
第三者の活用
　・教育委員会の活用
　・弁護士の活用
　・東京都子どもの権利擁護専門相談事業
転校について
　警察への相談
　裁判を起こす事の是非

第５章●いじめに立ち向かう 実践編─学校にできること
学校へのアドバイス
　学校側に求められる姿勢
　いじめの調査方法
　被害生徒からの聞き取りでの留意点
　加害生徒に対する学校の対処
　学校全体で取り組む
　クラス全体に対するメッセージの発信

おわりに
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