パスポートの発明
概要
フランス革命以後、国家が国民の移動手段を合法的かつ独占的に掌握するのに決定的な役割を果たしたのがパスポートであった。本書は、近代以降のヨーロッパ各国およびアメリカの事例を具体的にあげながら、地方自治体や封建領主等から国家へと、合法的な移動手段が奪い取られていくプロセスを描き出し、パスポート制度という国際的なシステムの確立とその現代的な意味を問う。〔歴史社会学・ディアスポラ研究〕
目次
序論
第1章 往来—国家による合法的な「移動手段」の独占化について
第2章 「祖国の見張り番」—フランス革命におけるパスポート問題
第3章 アウゲイアースの家畜小屋の大掃除—移動の自由へ向かう一九世紀の傾向
第4章 「甲殻類型国家」に向かって—一九世紀末から第一次世界大戦にかけての身分証明書の増加
第5章 国民国家からポスト国民国家へ?—大戦間期から戦後におけるパスポートと移動に対する制限
結論
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