社会国家を生きる
概要
福祉国家と呼ばれる社会保障システムは、19世紀末の生成期以来、その出現をみた社会では常に激しい論争の的であり、改革の対象であり続けてきた。どの集団の、どのようなリスクを、誰が、どのようにして担っていくのか。本書は、ドイツ型福祉国家である社会国家の発展を通時的に捉え、社会保障の対象とされる人々の包摂と排除という往復運動との関連から多角的に分析する。〔ドイツ近現代史・福祉国家論〕
目次
社会国家の世紀
第1部 生成する社会国家(社会改革のための合意形成—アドルフ・ダマシュケとドイツ土地改革者同盟の挑戦
子どもの病気をめぐる「社会的不平等」—世紀転換期ハンブルクを事例として
第4章 誰が年金をもらうべきか—遺族保険(一九一一年)導入時の議論にみるジェンダー・世代・階層)
第2部 制度としての社会国家(社会のなかの「戦争障害者」—第一次世界大戦の傷跡
「詐病」への意志?—「災害神経症」をめぐる“知”のせめぎあい
「家族の強化」とソーシャルワーク—マリー・バウムの「家族保護」構想から)
第3部 模索する社会国家(私のおなかは社会のもの?—一九七〇年代の妊娠中絶法改正にみるポリティクス
一九七〇年代後半における若者と西ドイツ社会国家—連邦議会の討論を中心に)
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