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ヨークベニマルの経営

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著者/訳者名

五十嵐正昭・新津重幸

出版社 商業界
発行年月日 2009年02月21日
ISBNコード 9784785503406
定価 ¥1,571(税込)

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概要

1990年代、ヨークベニマルの経営者が社内に向かって「本気で」発した言葉は、「これからのスーパーマーケット」の指針である。

目次

まえがき
・マスコミの登場しないスーパーマーケット企業
・ヨークベニマルの経営はどう構築されているのか?

<第1章>
 「ヨークベニマル」とは?
   ―「高い買上点数」を支える独特の「企業文化」

 ・ お客さまは買ってくれないものと覚悟すべし
 ・「“仕組み”によるビジネスモデルを構築したかった」
 ・ 4人4様の「経営と商売にかけては第1人者」
 ・ イトーヨーカ堂をベンチマークし続けての「成長」
 ・「1店舗当たりの年間売上高」こそ、最大の強さ
 ・「買上点数」には「店の自助努力」がてきめんに出る
 ・ 押し付けをせず、人の気持ちを離さなかった
 ・「姿・形をがらりと変え働く従業員の意識を変える」
 ・「売れるから仕事が面白くなる。自主的になれる」

<第2章>
 故大高善二郎前社長
 1990年代の「社内発言」
  ―謙虚に学び、「ヨークベニマルの歌」を歌う

 1993年1月「初春方針説明会」
        上司からの押し付けでない風土にしなければならない
   コラム●ヨークベニマルの単品管理の具体例-A店舗の加工食品売場の改善事例
 1993年4月「業績検討会議」
        異質の競争をしなければならない
 1993年8月「本部朝礼訓示」
       「考える人とやる人」を区別する会社は駄目になる
 1994年2月「組織発表会」
        ヨークベニマルは「未完の大器」でありたい
 1994年11月「店長会議」
       「ライフスタイルアソートメント」に興味を示すお客さま
 1995年3月「全体コミュニケ」
       「家庭で作ったことのないメニュー」の提案を考える
 1995年10月「朝礼」
       「青果」から始まって「惣菜」で終わるやり方でいいのか?
 1996年1月「全体朝礼」
        モノを並べて流すだけの取次屋になってしまっていないか
 1996年7月「著者との個別ミーティング」
        使い勝手のよい業種の組み合わせは何か?
 1996年9月「役員会」
        10年スパンで「乗り物」を変えなければならない
 1997年3月「全体朝礼」
        創造的な仕事をしてもらうためにどんな手伝いができるか
 1997年4月「役員会」
       「どれとして同じものがない」という軸を基本とせよ
 1998年1月「役員懇談会」
        日本人はアメリカ人と違って視覚で買物をする
 1998年1月「本部朝礼」
        追いつかれたらまた半歩先を歩けばいい
 1998年2月「行為計画発表会」
        お客さまは「不特定多数」ではなく「特定多数」だ

<第3章>
 大高善興現社長
 1990年代の「社内発言」
  ―厳しい選択をするのがわれわれのやり方のはずだ

 1993年1月「本部朝礼」
        簡単に「会社のやり方を変えられる」と思っては間違う
 1993年6月「本部朝礼」
        今夜から7日間のメニューが脳裏に焼き付くような
 1994年8月「本部朝礼」
        ヨークベニマルは「エブリデイライフ提案業」である
 1995年3月「著者との打ち合わせ」
        競争を回避していたのでは成長できない
 1998年1月「年頭訓示」
        社員の「なんとかしよう」という意気込みが会社の財産だ
 1998年4月「役員会」 
        リフレッシュの真の目的は人であり、商品そのものである
 ヨークベニマルの「売場」にて
        小売業は農業そのものであり、農耕民族である
    
<第4章>
 ヨークベニマル
 役員会ドキュメント
  ―なぜ、そのような姑息な方針提案をするのか理解に苦しむ
 
 毎週月曜日午前10時30分開催、「根回し」は一切禁止
 
 ケース1 「生活情報誌発刊」の提案
        すべてのコストはお客さまが負担していることを忘れるな
 ケース2 「新規開発物件賃貸借契約および補償に関する覚書締結」の提案
        相手の報酬を値切っても将来にはつながらない
 ケース3 「既存店がドミナントを形成するエリアでの新店コンセプト」の提案
        商品面の新しい取り組みなくして新店成功はあり得ない
 ケース4 「スクラップ&ビルドによる旧型店舗閉鎖に伴う方針」の提案
       「ベニマルの近くで商売しても利益が出ない」と思わせよ
 ケース5  新しいエリアの開発戦略(栃木県エリアのドミナント戦略)の提案
        従来型の店舗をつくり続けるなら店舗開発部は不要だ
   コラム●最大の繁盛店、「自前化」の顛末
       「明日からの私たちの生活をどうしてくれるのか!?」
 ケース6 「鮮魚部門で鮮魚カテゴリーキラー専門店N社から経営指導を得る」提案
        他社はすぐ追いつくだろうが、さらに研究すればいい
 ケース7 「山形県天童店の事業収支と開店計画」の提案
        それだけ変化している銀行の対応を学ぶ必要がある
 ケース8 「北関東販売事業部2店舗活性化計画」の提案
        衣料部門は確かに苦戦だが、本当にそうだろうか?

<第5章>
 ヨークベニマルの「売り方」
  ―「店長平台」「おでん祭り」、そして「感動・創造と挑戦の祭典」

 ・私たちの仕事は「加工業」で、“原料”にこだわる
 ・味・価格は従来以上に良く、安価であること
 ・ヨークベニマル「店長平台」の仕組み
 ・スーパーマーケットの現場でしかできないこと
 ・ヨークベニマルの「感動・創造と挑戦の祭典」の中身
 ・発表者 A店鮮魚担当 山下久美子さん(仮名)
  テーマ「マグロ売上高前年比150%への挑戦」
 ・発表者 B店デイリー担当 佐藤頼子さん(仮名)
  テーマ「パン分類の数値改善」
 ・「失敗してもチャレンジすることが大事」という風土
 ・トコトン買ってもらう売場の仕掛けが抜きん出ている
 ・「どの山に登るか」を決めるのがトップの仕事
 ・「やるべきことをやろう」という言葉を忘れた組織に明日はない

あとがき
 「どうしましょうか?と言って社長のところに来るな! こうしたい、と言うなら聞こう」
解説  
  求められる流通業の独自競争力と「ヨークベニマル」

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