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Annual Review 消化器 2009

Annual Review 消化器 2009
著者/訳者名

出版社 中外医学社
発行年月日 2009年02月01日
ISBNコード 9784498140226
定価 ¥10,780(税込)

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目次

I.消化管
1. 消化管上皮細胞からのiPS細胞樹立
<青井貴之 千葉 勉>

   多能性幹細胞と体細胞の初期化
   iPS細胞研究の展開
  消化管上皮からのiPS細胞誘導
2. 炎症誘発癌の機序-上部消化管
<畠山昌則>

   ピロリ菌による胃上皮細胞癌化のメカニズム
   発癌と炎症をつなぐ分子機構
   炎症による初癌プロセスの促進

3. 免疫学からみた炎症性腸疾患の慢性化の原因-腸炎惹起性免疫記憶の成立-
<金井隆典 渡辺 守 日比紀文>

   IBDに腸炎惹起性メモリーリンパ球は存在するのか?
   腸炎惹起性CD4+T細胞はIL-7依存性のメモリー細胞である
   腸炎惹起性メモリーCD4T細胞は恒常的に全身を循環している
   慢性大腸炎マウス骨髄には腸炎惹起性CD4+T細胞が潜在する
   腸炎惹起性CD4メモリーT細胞の循環を遮断する炎症性腸疾患治療法
   免疫系をリセットする血液幹細胞移植はクローン病を根治させるか?

4. 腸内細菌と疾患
<野本康二>

   ホットな研究領域としての腸内細菌叢
   最近の報告にみる腸内細菌と疾病
   プロバイオティクス/シンバイオティクスによる疾病制御の可能性

5. 超拡大内視鏡の新展開
<工藤進英 池原伸直 井上晴洋>

   共焦点レーザー顕微鏡系
   Contact endoscopy系

6. 小腸内視鏡の展望
<緒方晴彦>

   カプセル内視鏡
   バルーン内視鏡

7. 消化管超音波診断の有用性
<芳野純治 小坂俊仁>

   造影超音波診断
   体外式超音波による消化管機能診断
   超音波内視鏡診断

8. CT colonographyの進歩
<今井 裕 市川珠紀 川田秀一>

   CT colonographyのための前処置
   CT colonographyの画像表示
   実際の読影
   CT colonographyの検査精度
   CADの可能性

9. 大腸癌検診の効率化
<山本栄篤 佐藤 温 中島寛隆 長浜隆司>

   大腸がん検診と診断技術の動向
   便DNA検査
   MR Colonography(MRC)
   FDG-PETとMRI拡散強調画像
   内視鏡
   効率化への考察

10. 機能性ディスペプシアに対するコンセンサス治療
<鈴木秀和 松崎潤太郎 日比紀文>

   内視鏡未実施のディスペプシアの治療
   FDに対する現行の治療
   新規治療薬

11. 消化器癌に対する外来化学療法
<中島貴子 島田安博>

   FOLFOX/FOLFIRI+bevacizumab/cetuximab療法のエビデンス
   FOLFOX/FOLFIRI+bevacizumab/cetuximab療法の実際

12. 癌免疫療法の展望
<地主将久 田原秀晃>

   消化器癌に対する免疫療法をめぐる現状
   消化器癌に対する免疫療法の試み
   宿主免疫による消化器癌抑制機構
   消化器癌における宿主免疫逃避機構の特徴
   術後補助療法としての消化器癌免疫療法
   消化器癌に対する抗腫瘍免疫誘導への新たな試み

13. IBD治療戦略Top-down vs Step-up
<長堀正和 渡辺 守>

   クローン病の予後
   Step-up療法の現実
   Top-down療法の根拠
   Top-down trialの結果と考察

II.肝臓
1. C型肝炎ウイルス増殖系研究の最前線
<脇田隆字>

   HCVの感染増殖系
   ウイルスゲノム複製にかかわる宿主因子の同定
   HCVの感染初期過程に関与する宿主因子
   ウイルス粒子形成および分泌機構の解析

2. C型肝炎からの肝発癌
<三好秀征 森屋恭爾 小池和彦>

   C型肝炎による肝発癌機序
   肝発癌の抑制療法

3. C型肝炎・肝がんにおける自然免疫応答
<竹原徹郎>

   C型肝炎におけるウイルス認識機構: RIG-I/IPS-1経路
   C型肝炎に対するIFN応答機構: Jak/STAT経路
   C型肝炎における腫瘍認識機構: NKレセプター
   NK細胞と持続感染

4. C型肝炎に対するPeg-IFN/RBV治療と新規抗ウイルス治療薬の開発状況
<平松直樹 小瀬嗣子 林 紀夫>

   Peg-IFN/ribavirin併用療法
   新規抗ウイルス薬の開発状況

5. B型急性肝炎といわゆるde novo肝炎
<梅村武司 田中榮司>

   B型急性肝炎
   De novo肝炎について

6. B型慢性肝炎に対する治療
<朝比奈靖浩>

   各種抗ウイルス療法の治療効果
   抗ウイルス薬多剤併用療法の意義
   耐性ウイルスの問題
   B型慢性肝炎治療ガイドライン 
   治療が予後に与える影響
   特殊状態における治療

7. 代謝臓器としての肝臓の分子生物学
<篁 俊成 金子周一>

   肝臓での糖吸収と糖産生
   肝臓でのグリコーゲン合成と分解
   肝臓での糖新生
   肝糖新生抑制の分子機構と臓器連関
   ミトコンドリア機能異常とインスリン抵抗性
   肝臓での脂質代謝と脂肪蓄積
   肝脂肪化がインスリン抵抗性を形成する分子機構
   Beyond TG-Toxic lipidは何か?

8. 非アルコール性脂肪肝炎の臨床の進展
<西原利治>

   NASHとメタボリックシンドローム
   NASHの診断
   脂肪肝の程度を規定する因子
   肝細胞傷害を惹起する因子
   脂肪組織における炎症を規定する因子
   肝内における炎症を規定する因子
   NASHの病期を規定する因子
   NAFLDの治療効果判定と減量の治療効果
   肝硬変を伴ったNASHの予後
   肝硬変を伴ったNASHに対する外科的治療
   本邦における外科的治療の現状
   インスリン抵抗性を標的とした薬物治療の現況

9. 劇症肝炎治療の現況
<持田 智>

   わが国における劇症肝炎の実態
   ウイルス性症例の現況と抗ウイルス療法の課題
   免疫抑制療法,抗サイトカイン療法の展望
   肝性脳症,脳浮腫の治療
   再生医療に関するトランスレーショナルリサーチ
   肝移植の現況と課題

10. 肝硬変の病態診断と治療
<瀬川 誠 坂井田 功>

   肝線維化診断の新たな展開
   肝硬変に対する抗線維化療法
   栄養療法,瀉血療法
   自己骨髄細胞療法autologous bone marrow cell infusion therapy(ABMI therapy)
   門脈圧亢進症に対するIVR治療

11. 肝臓の画像診断
<岡田真広 沼田和司 村上卓道>

   CT最新事情
   MRI最新事情
   US最新事情
   Radiofrequency Ablation(RFA)後の効果判定

12. 肝癌の治療(肝移植以外)
<池田健次>

   肝癌の外科治療
   肝癌の(経皮的)局所治療
   発癌予防・再発予防治療および抗癌剤のトピックス

13. 肝疾患の血清プロテオミクスを用いた診断
<宇都浩文 上村修司 坪内博仁>

   肝細胞癌の血清プロテオミクス
   肝硬変,肝線維化の血清プロテオミクス
   非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)の血清プロテオミクス
   肝疾患におけるプロテオミクスの展望

14. PBCと自己免疫性肝炎
<本吉康英 右田清志 石橋大海>

   自己免疫性肝炎(AIH)
   PBC
   Overlap症候群(PBC-AIH)

15. 肝臓の移植医療up date(HBVとHCV)
<市田隆文>

   HBV
   HCV

III.胆膵
1. 膵癌診療ガイドライン改訂
<船越顕博>

   ガイドラインの改訂内容

2. 重症急性膵炎診療の進歩と今後の展開
<武田和憲>

   我が国における重症急性膵炎診療の動向
   急性膵炎の新しい画像診断
   重症急性膵炎に対する経腸栄養のトピックス
   重症膵炎における予防的抗菌薬投与をめぐる動向
   重症急性膵炎に対する膵酵素阻害薬・抗菌薬膵局所動注療法
   重症急性膵炎に対する低侵襲手術・内視鏡的ネクロセクトミー

3. トリプシノーゲン遺伝子と膵炎
<粂 潔 正宗 淳 下瀬川 徹>

   診断
   臨床的特徴
   遺伝子異常と膵炎発症機序
   カチオニックトリプシノーゲン(PRSS1)遺伝子
   膵分泌性トリプシンインヒビター(SPINK1)遺伝子
   Cystic fibrosis transmembrane conductance regulator(CFTR)遺伝子
   アニオニックトリプシノーゲン(PRSS2)遺伝子
   キモトリプシンC(CTRC)遺伝子
   トリプシノーゲン遺伝子座のtriplication/duplication
   アニオニックトリプシノーゲン(PRSS2)遺伝子とカチオニックトリプシノーゲン(PRSS1)遺伝子のハイブリッド遺伝子

4. 急性膵炎の栄養療法-最近の動向
<竹山宜典>

   完全静脈栄養か経腸栄養か?
   腸管栄養投与方法の検討
   感染対策としての経腸栄養
   経口栄養の可能性
   今後の展望

5. 自己免疫性膵炎に伴う硬化性胆管炎: 鑑別診断と治療
<中沢貴宏 大原弘隆>

   鑑別診断
   治療

6. 胆道癌診療ガイドラインをめぐって
<近藤 哲>

   胆道癌診療ガイドラインの概要
   クリニカルクエスチョンと推奨文・推奨度

IV.消化器外科
1. NOTES(natural orifice translumenal endoscopic surgery)の動向と展望
<安田一弘 北野正剛>

   NOTES開発の経緯
   NOTESに関する基礎研究
   臨床応用の現状
   今後の課題と展望

2. 食道癌に対する化学放射線療法(CRT)と外科治療の接点
<外村修一>

   補助的CRTと手術
   根治的CRTと手術
   CRT後の手術
   症例の差別化と治療戦略の選択

3. 嚢胞性膵腫瘍の術式選択
<堤 宏介 高畑俊一 中村雅史 田中雅夫>

   膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)
   粘液性嚢胞腫瘍(MCN)
   漿液性嚢胞腫瘍(SCN)
   solid pseudopapillary tumor(SPT)
   二次性嚢胞性膵腫瘍
   その他

4. 脳死肝移植の現況と課題
<田村純人 菅原寧彦 國土典宏>

   生体肝移植と脳死肝移植,本邦の背景
   海外の現況
   アジアでの脳死肝移植の現況
   イスタンブール宣言
   本邦の脳死肝移植の現況と課題

5. 炎症性腸疾患に対する外科的治療戦略
<飯合恒夫 畠山勝義>

   潰瘍性大腸炎
   Crohn病

索 引

[編集者]

林 紀夫
日比紀文
上西紀夫
下瀬川 徹

[著者]

青井貴之   千葉 勉   畠山昌則
金井隆典   渡辺 守   日比紀文
野本康二   工藤進英   池原伸直
井上晴洋   緒方晴彦   芳野純治
小坂俊仁   今井 裕   市川珠紀
川田秀一   山本栄篤   佐藤 温
中島寛隆   長浜隆司   鈴木秀和
松崎潤太郎  中島貴子   島田安博
地主将久   田原秀晃   長堀正和
脇田隆字   三好秀征   森屋恭爾
小池和彦   竹原徹郎   平松直樹
小瀬嗣子   林 紀夫   梅村武司
田中榮司   朝比奈靖浩  篁 俊成
金子周一   西原利治   持田 智
瀬川 誠   坂井田 功  岡田真広
沼田和司   村上卓道   池田健次
宇都浩文   上村修司   坪内博仁
本吉康英   右田清志   石橋大海
市田隆文   船越顕博   武田和憲
粂 潔    正宗 淳   下瀬川 徹
竹山宜典   中沢貴宏   大原弘隆
近藤 哲   安田一弘   北野正剛
外村修一   堤 宏介   高畑俊一
中村雅史   田中雅夫   田村純人
菅原寧彦   國土典宏   飯合恒夫
畠山勝義

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