失われた場を探して
概要
ニート、フリーター、ワーキング・プア、ネットカフェ難民……。日本の若者をとりまく労働環境は、これまでにない大きな変化を遂げている。1990年代以降の「失われた15年」と呼ばれる不況のなかで、学校、職場における安定した「場」が崩壊し、雇用関係の確保を重視してきた従来の制度化された就職斡旋のシステムが、その機能を失ってしまったからだ。
こうした構造変化の最大の犠牲者といわれるのが約2,000万人と言われるロストジェネレーション(現在の20代後半〜30代前半)の若者たちである。彼らの労働環境は、いまどうなっているのか? そしてこの日本の状況は、世界からみるとどうなのだろうか。
本書は、ハーヴァード大学の社会学者が、独自の聞き取り調査と緻密なデータ分析に基づき、ロストジェネレーションを生み出した原因を1990年代の経済・社会の状況にさかのぼって読み解く画期的な書。たんなる現状分析に終わるのではなく、日米の働き方の比較を通してその解決の道筋が示され、若者、先生、企業関係者への暖かなエールで結ばれている点が読みどころだろう。
目次
目次
プロローグ
第1章 ロストジェネレーションの誕生──「場」が消えて、格差が生まれた
第2章 若者を仕事の世界に送り込むメカニズム
第3章 「場」が重要な社会、「場」が崩壊した世代
第4章 高校と企業の「実績関係」に起きた変化
第5章 ニート・フリーターはどこから生まれる?
第6章 モバイル型ワーカーの生きる道
第7章 ロストジェネレーションとポスト・ロストジェネレーションの可能性
エピローグ
解説(玄田有史)
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