現代アジアの多層化した労働市場の格差構造の今日的特徴は何かを描き出す。

中国・インド・タイ・マレーシア・インドネシアでの現地調査に基づき、日本企業のアジア進出により形成される労働市場の特殊性を解明。日本的経営・生産システムの「アジア的適応」が現地にどのような労働市場を生起させるのか、また、現代アジアの多層化した労働市場の格差構造の今日的特徴は何かを描き出す。

序論
第１章　中国・広東省の日系企業と労働市場・・・東莞市の事例分析

第２章　中国・上海市の日系企業と労働市場・・・浦東新区の事例分析

第３章　インドの日系企業と労働市場・・・デリー首都圏の事例分析

第４章　タイの日系企業と労働市場・・・万国首都圏の事例分析

第５章　マレーシアの日系企業と労働市場・・・クアランプル首都圏の事例分析

第６章　インドネシアの日系企業と労働市場・・・ジャカルタ首都圏、都市雑業との比較分析

終　章　アジア日系企業と労働格差

参考文献・資料一覧