カウンセラーの視点から学校教育環境や援助システムのあり方を提言する教育コラボレーション・シリーズ
第II巻では、日本の学校カウンセリングの歴史、スクールカウンセラーと教師の協同や教育関係者それぞれの専門性、学校環境のあり方などを詳しく解説し、適応援助の公式化を目指す。

＜目　次＞
監修者の言葉

第1章　教育コラボレーションと校内支援システム
1　学校カウンセリングとは
2　学校カウンセリングと支援システム
3　教師とスクールカウンセラーのコラボレーション
4　児童生徒支援体制のシステムとコラボレーション
5　学校カウンセリングが機能する児童生徒支援システム

第2章　日本の学校カウンセリングの歴史的変遷と課題
1　学校カウンセリング導入の歴史
2　アメリカの教育制度
3　生徒指導主事とは和製スクールカウンセラーを意味していた
4　教育相談と生徒指導の関係
5　教育相談を支えてきた教師たち

第3章　問題解決システム
1　学校環境への適応条件
2　学校環境への適応と問題システム
3　学校環境における問題解決システム
4　問題システムとフォーミュレーション
5　問題解決のためのフォーミュレーション

第4章　システムを支える専門性
1　教育コラボレーションの意義と極意
2　事例　教育コラボレーションの実践モデル
3　学級担任に必要な専門性
4　学年主任に必要な専門性
5　児童指導主任・生徒指導主事に必要な専門性
6　養護教諭に必要な専門性
7　スクールカウンセラーに必要な専門性
8　管理職に必要な専門性
9　指導主事に必要な専門性
10　教育長に必要な専門性