本書は漢方の専門書ではない。「あわてない・あきらめない・あせらない」をモットーにした「患者学」読本である。食道ガンになった著者は、西洋医学の治療を受けつつも、漢方薬やマクロビオティック、ホリティックスなどの東洋医学系を独学。これらを複合した治療により１０年間を健康に過ごすことができた。ガンとの付き合い方を軽妙に語りつつ、生命力の不思議、医者や家族との絆に言及した闘病記。帯津良一医博、推薦。