「この人の話を聞いてみたい」とだれもが思うような、第一線で活躍中の人たち11人と詩人・長田弘の連続対談。円通内部の、限られた読者のみがアクセスできたウェブページ掲載の長時間対談が単行本になる。
他所ではあまり語られていないテーマ・肉声・本音に満ちている。

動物園はコミュニケーションのあり方を知る場である（あべ弘士）/サッカーからコミュニケーションのあり方を考える（岡田武史）/ロックが作ったコミュニケーションの形（ピーター・バラカン）/テレビ（ニュース）は「記憶」を作るコミュニケーション（国谷裕子）/同時代のコミュニケーションの場を差しだすドラマ（キム・ソナ）/「もう一つの」世界へのコミュニケーション――――映画（是枝裕和）/落語は対話である、コミュニケーションの粋である（桂歌丸）/軍縮はプロセスがコミュニケーションそのものである（猪口邦子）/ドラマが生む国境を越えるコミュニケーション（キム・ジョンハク）/世阿弥の晩年にコミュニケーションの逆説を読む（瀬戸内寂聴）/人々のあいだにコミュニケーションの場をはぐくむ建築（隈研吾）