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医療安全

医療安全
著者/訳者名

山梨県立大学看護学部長,教授 松下 由美子
武蔵野赤十字病院医療安全推進室リスクマネジャー,看護師長 杉山 良子
山梨県立大学看護学部助教 小林 美雪 編

出版社 メディカ出版
発行年月日 2009年01月01日
ISBNコード 9784840425384
定価 ¥3,300(税込)

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概要

看護師が必ず身に付けておかなければならない「医療安全」の知識を学べるフルカラーのテキスト。事故発生のメカニズム、安全対策、事故後の対応などを詳細に解説。イメージしやすいよう、イラスト・図表・脚注などで、最新の知識を提供する。

目次

1章 医療安全と看護の責務
 1 看護師および看護業務の法的な規定
  1 看護,看護師とは何か
  2 看護職の法的規定
  3 近年の看護職を取り巻く医療の安全の確保に
     関する事柄
  4 看護行為における医療安全

 2 看護職能団体の取り組み
  1 日本看護協会
  2 日本助産師会

2章 医療安全施策と医療の質の評価
 1 医療安全に関する国の取り組み
  1 国の医療安全への取り組みの経緯
  2 医療法における医療安全対策
  3 医療における有害事象についての国内外での
     研究から

 2 医療事故等の定義・分類

 3 医療事故等の報告制度
  1 報告体制の整備
  2 報告システム

 4 医療の質の評価について
  1 なぜ質の評価が必要か
  2 評価の実際

3章 事故発生のメカニズムと防止対策
 1 事故発生のメカニズム
  1 ヒューマンエラーとは何か
  2 人間特性
  3 エラーを誘発しやすい環境

 2 事故分析
  1 事故の構造
  2 事故の分析に重要なこと
  3 具体的な分析手法の特徴

 3 事故対策
  1 リスク低減の考え方
  2 エラープルーフ
  3 リスクマネジメント

4章 医療機関における安全対策
 1 組織としての取り組み
  1 医療安全の取り組みの整理:「個人としての
     取り組み」と「組織としての取り組み」
  2 医療法に定められている「医療の安全を確保
     するための措置」
  3 医療法における組織としてのその他の取り組み
  4 報告システム
  5 医療安全管理者

 2 事故の原因と対策の検討,そして対策
  1 はじめに
  2 原因の分析と対策の検討におけるポイント
  3 現場における検討の検討の注意点
  4 分析・検討の後に必要な,実施

 3 患者・家族との協働による取り組み
  1 はじめに
  2 「活用されないままになっている重要な資源は
     患者である」というアプローチ
  3 そして進んでいること:「Speak Up」や「20のヒント」
  4 日本でも始まっていること
  5 転嫁するわけではない,ただ従ってもらう
     のでもない
  6 目指すのは「共に創る」という意識改革

 4 全員参加の医療安全:安全文化の醸成
  1 安全文化
  2 TQM (Total Quality Management):
     総合的質管理
  3 TQMのキーワード
  4 トップダウンとボトムアップ
  5 QCサークル活動
  6 5S活動
  7 まとめ

5章 看護における安全対策
 1 看護業務と事故発生要因
  1 はじめに
  2 看護業務の特徴的な環境とリスク
  3 エラー・事故の要因について

 2 医療事故の種類と安全対策
  1 誤薬
  2 患者取り違い
  3 針刺し
  4 転倒転落
  5 誤嚥
  6 異物遺残
  7 皮膚障害
  8 医療機器・医療用具のトラブル
  9 チューブ類のトラブル

6章 医療事故後の対応
 1 医療事故発生時の初期対応の考え方,方法
  1 事故発生時の対応の基本は日常にある
  2 初期対応の要点

 2 紛争化の防止対策
  1 医療コンフリクト・マネジメント
  2 ADRとメディエーション
  3 「本当のことを話して,謝りましょう」

 3 専門職としての個々人の備え:日本看護協会
    「看護職賠償責任保険制度」
  1 日本看護協会「看護職賠償責任保険制度」の概要
  2 運用の実際

 4 患者の安全確保と医療者の安心確保のために

7章 看護業務上の危険と防止策
 1 感染の危険を伴う病原体への曝露
  1 血液・体液を介する感染
  2 空気感染:結核,麻疹,水痘など
  3 飛沫感染:インフルエンザ,マイコプラズマ肺炎,
     流行性耳下腺炎,風疹など
  4 消化管感染

 2 医療機器・機材の使用に関わるもの
  1 電離放射線の被曝 
  2 殺菌用紫外線の被曝
  3 ラテックスアレルギー

 3 医療品への曝露
  1 抗がん薬の曝露
  2 各種消毒薬,有機溶剤への曝露

 4 労働形態,作業に伴うもの
  1 シフトワークに伴う生体リズムの乱れ
  2 腰痛

 5 患者,同僚および第三者による暴力
  1 物理的暴力,精神的暴力
  2 暴言,セクシュアルハラスメント,
     モラルハラスメント

8章 看護学生の実習と安全
 1 実習における事故の法的責任と補償
  1 法的責任
  2 実習中の事故への補償

 2 実習中の事故予防および事故発生時の学生の対応
  1 無資格者である看護学生が行う看護技術の
     考え方
  2 実習中の事故を予防するために
  3 実習中の事故発生時の学生の対応

 3 習得すべき看護技術のリスクと安全
  1 環境調整技術に伴うリスクと安全
  2 食事の援助技術に伴うリスクと安全
  3 排泄援助技術に伴うリスクと安全
  4 活動・休息援助技術に伴うリスクと安全
  5 清潔・衣生活援助技術に伴うリスクと安全
  6 呼吸循環を整える技術に伴うリスクと安全
  7 褥瘡管理技術に伴うリスクと安全
  8 与薬の技術に伴うリスクと安全
  9 救命救急処置技術に伴うリスクと安全
  10 症状・生体機能管理技術に伴うリスクと安全
  11 感染予防の技術に伴うリスクと安全
  12 安全管理の技術に伴うリスクと安全
  13 安楽確保の技術に伴うリスクと安全

 4 実習における安全についての指導者の役割:
    予防と事故発生時の対応
  1 実習中の事故予防
  2 事故発生時の対応

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