事例から刑法を考える
概要
法学教室好評連載「事例で学ぶ刑法」がついに単行本に。刊行にあたり,連載を全面的に書き改め,最新の判例・文献を追加。具体的事例から,論点を抽出・分析・論証する能力を養い,刑法の解釈全体を身につけられる。刑法を学習するすべての学生へ待望の書。
目次
他人行為の介入と因果関係
侵害の予期と急迫性
正当防衛における防衛の意思
過剰防衛・誤想過剰防衛
緊急避難
抽象的事実の錯誤
故意の認定方法
早すぎた構成要件の実現
過失犯における予見可能性
危険の引受け
原因において自由な行為
実行の着手
不能犯
中止犯
間接正犯と共同正犯
共犯と身分
罪数論
保護責任の発生根拠
監禁罪の保護法益
住居侵入罪の保護法益
法人に対する名誉毀損
窃盗罪における不法領得の意思
親族相盗例
事後強盗
詐欺罪における処分意思
クレジットカードの不正使用
権利行使と恐喝
譲渡担保権の刑法上の扱い
一時流用・第三者領得
盗品等関与罪
放火罪における公共の危険
有形偽造の概念/ほか多数(順不同)
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