概要
イラク戦争後の今日,もはやアメリカは,単独で世界秩序を形成し維持する力をもってはいない。しかし,アメリカが依然として世界における最も有力な「唯一の超大国」であることに変わりはない。戦後アメリカの対外政策の展開を,政権ごとに分析・考察する。
目次
新版はしがき/初版はしがき/執筆者紹介/目次
序 章 アメリカの外交伝統=佐々木卓也
第1章 戦後外交の起点=西崎文子
第2章 冷戦の変容とアメリカの蹉跌=佐々木卓也
第3章 パクス・アメカーナの揺らぎとデタント外交=佐々木卓也
第4章 冷戦終結外交と冷戦後への模索=上村直樹
第5章 新しい秩序を模索するアメリカ外交=大津留〈北川〉智恵子
第6章 理念外交の軍事化とその帰結=佐々木卓也
終 章 アメリカ外交の新たな出発=佐々木卓也
文献案内/戦後アメリカの大統領,国務長官ほか/関連年表/事項索引/人名索引
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